拈とは、ひねる/つまむなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、手部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 拈 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ネン デン セン |
訓読み | つま(む) ひね(る) |
|
部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 手部5画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『拈』の字には少なくとも、拈・ 拈・ 拈・ 拈る・ 拈むの5種の読み方が存在する。
意味
ひねる/つまむ
熟語
四字熟語
「拈」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
拈華微笑 |
拈華微笑【ねんげみしょう】
「華(ハナ)を拈(ヒネ)って微笑(ホホエ)む」の意味。
[仏]禅宗で、不立文字(フリュウモンジ)・教外別伝(キヨウゲベツデン)による伝法の始めを語る故事。釈迦(シャカ)が霊鷲山(リョウジュセン)で弟子に説法したとき、梵王が献じた金波羅華を黙ってひねって示すと、誰もその意味を理解できなかったが、摩訶迦葉(マカカショウ)のみが悟(サト)って微笑したので、それを見た釈迦は言葉で説明できない仏法の真理すべてを迦葉に授けたという。
文字コード
「拈」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+62C8 |
---|---|
JISX0213 | 1-57-32 |
戸籍統一文字番号 2 | 134370 |
住基ネット統一文字 | J+62C8 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 3289 |
新大字典4 | 講談社 | 5481 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3982 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 11945 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3908 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「拈」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「拈」についての総括
- 拈の画数 :8画
- 拈の部首 : 手
- 拈の読み方:ネン・デン・セン・ひねる・つまむ
- 拈の意味 :ひねる/つまむ
以上で「拈」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。