挺とは、ぬく/ぬきんでるなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、手部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 挺 | |
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読み | 音読み | テイ チョウ |
訓読み | ぬ(く) ぬき(んでる) |
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部首 | 手部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 手部7画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『挺』の字には少なくとも、挺・ 挺・ 挺んでる・ 挺くの4種の読み方が存在する。
意味
ぬく/ぬきんでる
熟語
空挺【くうてい】
[軍]陸上部隊が航空機・グライダー・パラシュートを用いて、空から敵地・敵陣へ乗り込むこと。
「空中挺進」の意味。
軍歌:そらのしんぺい(空の神兵)
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葉挺【ようてい】
[中国語]YeTing
[人]中国共産党の軍人(1896~1946.4.8)。広東省恵陽県周田村(現:恵州市恵陽区)生れ。農家に生れる。
丁銀/挺銀【ちょうぎん】
[歴]江戸時代、幕府が鋳造した海鼠(ナマコ)形の銀の秤量(ショウリョウ)貨幣。
形は一定せず、秤量は四十三匁(モンメ)(約160グラム)前後。
鋳造時期によって銀の含有率に違いがあり、最良の慶長銀・享保銀では銀80%・銅20%、最悪の安政銀では銀13%・銅87%。
二挺拳銃【にちょうけんじゅう】
[英語]two-gunman
二挺の拳銃(ピストル)。
左右に拳銃の入ったホルスターがあるガンベルトを腰に巻いた拳銃使い(ガンマン)。
左右の手で別々に狙(ネラ)って撃つこと、利き手でない手で拳銃の反動を受けることなど、かなりの熟練が必要で、二挺拳銃を下げていること自体が名ガンマンであることを示している。
女子挺身隊【じょしていしんたい】
[歴]25歳未満の未婚女性が工場労働者などに動員された。
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文字コード
「挺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+633A |
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JISX0213 | 1-36-82 |
戸籍統一文字番号 2 | – |
住基ネット統一文字 | J+633A |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3371 |
新大字典4 | 講談社 | 5567 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4081 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 12106 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3991 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「挺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 挺の画数 :10画
- 挺の部首 : 手
- 挺の読み方:テイ・チョウ・ぬきんでる・ぬく
- 挺の意味 :ぬく/ぬきんでる
ウサタロー