暖とは、あたたかい/温度が程よく高いなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、日部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 暖 | |
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読み | 音読み | ダン 《外》ナン 《外》カン 《外》ノ 《外》ノン 《外》ノウ 《外》ケン |
訓読み | あたた(か) あたた(かい) あたた(まる) あたた(める) |
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部首 | 日部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 日部9画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『暖』の字には少なくとも、暖・ 暖・ 暖・ 暖・ 暖・ 暖・ 暖・ 暖める・ 暖まる・ 暖かい・ 暖かの11種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「暖」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
暖衣飽食 |
呑気/暢気/暖気【のんき】
「暖気」の唐音で、「呑気」、「暢気」は当て字。
。
暖機運転【だんきうんてん】
あいどりんぐ(アイドリング)
。
心温まる/心暖まる【こころあたたまる】
[自動]人の優しさ・親切、またその様な話や出来事に接して、気持ちがなごむ・うれしくなる。
[形]([英語]heartwarming)心が和む。
心温まるお話。
梅一輪一輪ほどの暖かさ【むめいちりんいちりんほどのあたたかさ】
[文]江戸中期の俳人服部嵐雪(ハットリ・ランセツ)(1654~1707)の俳句。
ウメ(梅)のつぼみが一輪綻(ホコロ)びているのを見て、知らぬ間に少しづつ暖かくなり、春の訪れの近さを感じる、の意味。
。
孔席暖まらず墨突黔まず【こうせきあたたまらずぼくとつくろまず】
[諺](班固『答賓戯<トウヒンギ>』)孔子と墨子の二人は、道を天下に広めるために家に落ちついていなかったから、孔子の座席は暖まることなく、また墨子の家の煙突は炊事の煙りで黒くなることがなかったという故事。
「孔席暖まるに暇(イトマ)あらず」、「墨突黔まず」とも呼ぶ。
[諺](転じて)道を伝えるために東奔西走(トウホンセイソウ)すること。
文字コード
「暖」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6696 |
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JISX0213 | 1-35-40 |
戸籍統一文字番号 2 | 158620 |
住基ネット統一文字 | J+6696 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3914 |
新大字典4 | 講談社 | 6538 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4671 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4575 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「暖」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 暖の画数 :13画
- 暖の部首 : 日
- 暖の読み方:ノン・ノウ・ノ・ナン・ダン・ケン・カン・あたためる・あたたまる・あたたかい・あたたか
- 暖の意味 :あたたかい/温度が程よく高い
ウサタロー