朔とは、きた(北)/ついたちなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、月部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 朔 | |
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読み | 音読み | サク ソク |
訓読み | きた ついたち |
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部首 | 月部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 月部6画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『朔』の字には少なくとも、朔・ 朔・ 朔・ 朔の4種の読み方が存在する。
意味
きた(北)/ついたち
熟語
朔旦【さくたん】
[暦]ついたち(一日、朔)の朝(旦)。その月の最初の日の朝。
。
八朔【はっさく】
[暦]陰暦八月一日(8月1日)のこと。
農家でその年の穀物を取り入れて祝う日。
「田の実(ミ)の節句」、「田の実(ム)の節(セツ)」、「田の実(ム)の日」とも呼ぶ。
八朔の雪【はっさくのゆき】
[古][暦]江戸時代、江戸吉原(ヨシワラ)で行われた紋日(モンビ)の一つ。
八朔の日(陰暦八月一日)、吉原の遊女が全員白無垢(シロムク)の小袖を着て、客席へ出たり、おいらん道中を行ったりした風習。
「八朔の白無垢」、「八朔の白妙(シロタエ)」、「秋の雪」、「里の雪」とも呼ぶ。
朔旦冬至【さくたんとうじ】
[暦]陰暦十一月一日が冬至にあたる日。二十年ごとに訪れる。
吉日とされ、宮中では朔旦冬至の旬(シュン)が行われる。
ハッサク/八朔【はっさく】
[農]夏みかんに似た果実の栽培品種。
ぶんたん(文旦)と他の柑橘(カンキツ)類との交配種。
夏みかんより酸味や水分が少なく食べやすい。
文字コード
「朔」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6714 |
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JISX0213 | 1-26-83 |
戸籍統一文字番号 2 | 161380 |
住基ネット統一文字 | J+6714 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3998 |
新大字典4 | 講談社 | 6679 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4767 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4721 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「朔」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 朔の画数 :10画
- 朔の部首 : 月
- 朔の読み方:ソク・サク・ついたち・きた
- 朔の意味 :きた(北)/ついたち
ウサタロー