栃とは、とち/トチノキ科の落葉高木などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字、国字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。
字体 | 栃 | |
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読み | 音読み | |
訓読み | とち | |
部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 木部5画 | |
国語施策 | 常用漢字・国字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検2級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『栃』の字には少なくとも、栃の1種の読み方が存在する。
意味
- とち。トチノキ科の落葉高木。「栃粥・栃木・栃麺・栃餅」
熟語
栃木【とちぎ】
[Romaji]Tochigi
とちぎけん(栃木県)
とちぎし(栃木市)
。
栃餅【とちもち】
[食]トチの実をモチ米にまぜて搗(ツ)いた茶色い餅。
山間部など米作の少ない地方で行われているが、実の灰汁(アク)抜きなど、手間が掛かるため作られなくなってきている。
実(種子)はサポニン(saponin)・アロイン(aloin)などを含むので苦く、十分に灰汁抜きしなければならない。
栃木市【とちぎし】
[Romaji]TochigiShi
栃木県南部の市。
明治初年は栃木県の県庁所在地。とちぎけん(栃木県)2010.3.29(平成22)下都賀郡(シモツガグン)の大平町(オオヒラマチ)・藤岡町・都賀町(ツガマチ)の3町を編入。
栃木県【とちぎけん】
[Romaji]TochigiKen
本州、関東地方の北部の県。
県庁所在地は宇都宮市。
県花はヤシオツツジ、県鳥はオオルリ、県木はトチノキ、県獣はカモシカ。
トチ/橡/栃【とち】
[植]とちのき(トチノキ、橡、栃、栃の木、栃木)
。
文字コード
「栃」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6803 |
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JISX0213 | 1-38-42 |
戸籍統一文字番号 2 | 165340 |
住基ネット統一文字 | J+6803 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4162 |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 4966 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5060 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「栃」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 栃の画数 :9画
- 栃の部首 : 木
- 栃の読み方:とち
- 栃の意味 :とち/トチノキ科の落葉高木
ウサタロー