櫛とは、くしけずる/髪をくしで梳いて整える/くし/髪を整える道具などの意味をもつ漢字。19画の画数をもち、木部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 櫛 | |
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読み | 音読み | シツ シチ |
訓読み | くし くしけず(る) |
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部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 19画 |
部首内画数 | 木部15画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『櫛』の字には少なくとも、櫛・ 櫛・ 櫛る・ 櫛の4種の読み方が存在する。
意味
くしけずる/髪をくしで梳いて整える/くし/髪を整える道具
- 櫛【くし】
-
- 材はツゲ(柘植)など。
九四(クシ)を合計すると十三となることから、別称は「十三(ジュウサン)」。- 櫛の両端の太い二本の歯は「おばしら(男柱、雄柱)」と呼ぶ。
- 髪の毛に櫛を入れる
- 英語:コーム(comb)。
- 材はツゲ(柘植)など。
熟語
四字熟語
「櫛」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
櫛風沐雨 | 櫛風浴雨 | 鱗次櫛比 |
櫛【くし】
材はツゲ(柘植)など。
九四(クシ)を合計すると十三となることから、別称は「十三(ジュウサン)」。
櫛の両端の太い二本の歯は「おばしら(男柱、雄柱)」と呼ぶ。
櫛形町【くしがたまち】
[Romaji]KushigataMachi
[古]山梨県西部、中巨摩郡(ナカコマグン)の町。1954年(昭和29年)小笠原町・榊村・野之瀬村が合併して発足。1960年(昭和35年)豊村を編入。櫛引町【くしびきまち】
[Romaji]KushibikiMachi
山形県中西部、東田川郡(ヒガシタガワグン)の町。
黒川(クロカワ)の春日神社に黒川能(ノウ)が伝わる。
。
櫛田川【くしだがわ】
[Romaji]KushidaGawa、[英語]KushidaRiver
[地]三重県中央部の松阪市(マツサカシ)を流れる川。長さ87キロメートル、流域面積436平方キロメートル。奈良県との県境にある高見山(タカミヤマ)山麓に発源し、中央構造線に沿って北東流して伊勢湾に注(ソソ)ぐ。
お六櫛/於六櫛/阿六櫛【おろくぐし】
長野県木曽郡(キソグン)木祖村(キソムラ)薮原(ヤブハラ)の梳櫛(スキグシ)。
ツゲ(黄楊)やミネバリ(峰榛)など作る、歯が密で細く長いもの。
江戸時代、木曾街道(中山道の一部)藪原の宿の名物だった。
文字コード
「櫛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6ADB |
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JISX0213 | 1-22-91 |
戸籍統一文字番号 2 | 179740 |
住基ネット統一文字 | J+B3BF |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | 7626 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5565 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「櫛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 櫛の画数 :19画
- 櫛の部首 : 木
- 櫛の読み方:シツ・シチ・くしけずる・くし
- 櫛の意味 :くしけずる/髪をくしで梳いて整える/くし/髪を整える道具
ウサタロー