溶とは、とける/とかす/水にとけるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 溶 | |
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読み | 音読み | ヨウ 《外》ユ |
訓読み | と(かす) と(く) と(ける) |
|
部首 | 水部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 水部10画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『溶』の字には少なくとも、溶・ 溶・ 溶ける・ 溶く・ 溶かすの5種の読み方が存在する。
意味
とける/とかす/水にとける
熟語
溶体【ようたい】
[英語]solution
[化]二種以上の物質から成る均一な混合体で、機械的な方法では分離できないもの。食塩水など液体(液相)の場合は溶液(liquidsolution)、合金など固体(固相)の場合は固容体(solidsolution)、空気など気体(気相)の場合は混合気体(gassolution)と呼ぶ。
「ソリューション」とも呼ぶ。
熔炉/溶炉【ようろ】
[英語]smeltingfurnace
[工]金属を熔(ト)かす炉(ロ)。非金属無機材料を溶かす炉は「窯炉(ヨウロ)」。
陶器を焼くのは「陶窯(スエガマ)」。
溶岩滓【ようがんさい】
[鉱]がんさい(岩滓)
。
水溶性【すいようせい】
[英語]watersolubility/watersoluble
[化]水に溶ける性質。溶けやすさで、易溶性・可溶性(soluble)・微溶性・難溶性・不溶性(insoluble)が用いられる。しようせい(脂溶性)。
炉心溶融【ろしんようゆう】
[英語]meltdown
[原]冷却材喪失事故(LOCA)などにより炉心の核燃料が冷却水から露出し、空焚(カラダ)き状態になって核燃料が溶ける現象。「メルトダウン」とも呼ぶ。えるおーしーえー(LOCA)、ちゃいなしんどろーむ(チャイナシンドローム)。
文字コード
「溶」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6EB6 |
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JISX0213 | 1-45-47 |
戸籍統一文字番号 2 | 202920 |
住基ネット統一文字 | J+6EB6 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 5183 |
新大字典4 | 講談社 | 8731 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6305 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 17983 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 6218 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「溶」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「溶」についての総括
- 溶の画数 :13画
- 溶の部首 : 水
- 溶の読み方:ヨウ・ユ・とける・とく・とかす
- 溶の意味 :とける/とかす/水にとける
以上で「溶」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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