「煎」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、いる/熱して水分をとばすなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、火部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「煎」
字体
読み 音読み セン
訓読み ()
《外》()
部首 火部
画数 総画数 13画
部首内画数 火部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

煎_書き方
煎の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セン煎るにる煎るいるの3種の読み方が存在する。

意味

  1. いる。して水分をとばす。「煎餅(せんべい)・香煎・焙煎(ばいせん)」
  2. にる。せんじる。る。煮詰める。煮出す。「煎汁・煎茶・煎薬」

熟語

濡れ煎【ぬれせん】

[食]ぬれせんべい(濡れせんべい、濡れ煎餅)

ぬれ煎餅【ぬれせんべい】

[食]銚子電気鉄道で売られている濡れ煎餅。ぬれせんべい(濡れせんべい、濡れ煎餅)。

南部煎餅【なんぶせんべい】

[食]岩手県南部地方の特産。
小麦粉を主原料にする煎餅で、黒胡麻やピーナッツなどを表にまぶしてある。
もとはソバ・アワ・ヒエを碾(ヒ)いた粉を水で練り、平らに伸ばして焼き上げた、救荒食・保存食・携帯食であった。

桜煎り/桜煎【さくらいり】

[料]さくらに(桜煮)

せんべい/煎餅【せんべい】

[食]米の粉または小麦粉を水でこねて乾燥させ、焼いたり油で揚げたりした干菓子(ヒガシ)。
醤油(ショウユ)・砂糖醤油を塗ったもの、塩・青海苔・唐辛子などをまぶしたもの、海苔を巻いたものなどがある。
狭義には粳米(ウルチマイ)(普通の米)で作ったものを指し、糯米(モチゴメ)で作ったものは「おかき(御欠き、御掻)」と呼んで区別する。

文字コード

「煎」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「煎」の文字コード一覧
Unicode 1 U+714E
JISX0213 1-32-89
戸籍統一文字番号 2 216080
住基ネット統一文字 J+B527

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「煎」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 5503
新大字典4 講談社 9280
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6682
大漢和辞典6 7 大修館書店 19184
大漢語林8 大修館書店 6640

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「煎」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「煎」についての総括
  1. 煎の画数 :13画
  2. 煎の部首 : 火
  3. 煎の読み方:セン・にる・いる
  4. 煎の意味 :いる/熱して水分をとばす
以上で「煎」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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