盆とは、盂蘭盆/祖先の魂をまつる行事/物を載せて運ぶ平たい器/はち/水などを入れる器などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、皿部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 盆 | |
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読み | 音読み | ボン 《外》ホン |
訓読み | 《外》はち | |
部首 | 皿部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 皿部4画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『盆』の字には少なくとも、盆・ 盆・ 盆の3種の読み方が存在する。
意味
盂蘭盆/祖先の魂をまつる行事/物を載せて運ぶ平たい器/はち/水などを入れる器
- 盆【ぼん】
-
- 物をのせる浅く平たい器。
- [仏]盂蘭盆(ウラボン)・盂蘭盆会(エ)の略称。
うらぼんえ(盂蘭盆会)
熟語
盆【ぼん】
物をのせる浅く平たい器。
[仏]盂蘭盆(ウラボン)・盂蘭盆会(エ)の略称。
うらぼんえ(盂蘭盆会)
。
お盆【おぼん】
ぼん(盆)
[仏]盂蘭盆(ウラボン)・盂蘭盆会(エ)の略称。
うらぼんえ(盂蘭盆会)
。
三盆【さんぼん】
[食]白下(シロシタ)を手作業で精製・脱色し、結晶が細かくしっとりした、やや黄みを帯(オ)びた上等の砂糖。
初め中国から渡来し、享保(1716~1736)ころから日本でも製したので、「唐三盆(トウサンボン)」・「和三盆(ワサンボン)」と分けて呼ばれる。
和三盆は和菓子に珍重される。
組盆【くみぼん】
[印]げら(ゲラ)
。
盆棚【ぼんだな】
[暦]盂蘭盆会(ウラボンエ)で精霊を迎えるために設ける臨時の棚。
位牌(イハイ)・仏具や、盆花(ボンバナ)・精霊馬(ショウリョウウマ)・麻幹箸(オガラバシ)・野菜・果物などを供(ソナ)える。
「精霊棚(ショウリョウダナ)」、「魂祭棚(タママツリダナ)」、「魂棚(タマダナ)」とも呼ぶ。
文字コード
「盆」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+76C6 |
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JISX0213 | 1-43-63 |
戸籍統一文字番号 2 | 256930 |
住基ネット統一文字 | J+76C6 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 6330 |
新大字典4 | 講談社 | 10566 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7673 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「盆」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 盆の画数 :9画
- 盆の部首 : 皿
- 盆の読み方:ボン・ホン・はち
- 盆の意味 :盂蘭盆/祖先の魂をまつる行事/物を載せて運ぶ平たい器/はち/水などを入れる器
ウサタロー