異体字「篦」については「篦(漢字)」をご覧ください。
箆とは、すきぐし/の/矢竹/矢がら。へら/竹片を薄く削ったもの/折り目をつけたり、ものを塗ったりするものなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、竹部に分類される。日本では不確定レベルの漢字とされる。
字体 | 箆 | |
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読み | 音読み | ヘイ |
訓読み | かんざし すきぐし の へら |
|
部首 | 竹部 | |
画数 | 総画数 | 14画 |
部首内画数 | 竹部8画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検対象外 |
字体 | 篦 |
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画数 | 16画 |
Unicode | U+7BE6 |
JISX0213 | 1-68-36 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『箆』の字には少なくとも、箆・ 箆・ 箆・ 箆・ 箆の5種の読み方が存在する。
意味
すきぐし/の/矢竹/矢がら。へら/竹片を薄く削ったもの/折り目をつけたり、ものを塗ったりするもの
熟語
竹箆【しっぺい】
[仏]禅宗の修行で、師家(シケ)(指導者)が学人(修行者)の接化(セッケ)(指導)で学人の肩を打つのに用いる竹製の杖。
割った竹をへら(箆)状にして弓形に曲げ、籐を巻いて全体にウルシ(漆)を塗ったもの。長さは60~100センチメートルくらい。
しっぺ/竹箆【しっぺ】
しっぺい(竹箆)
。
指竹箆【ゆびしっぺい】
しっぺい(竹箆)
。
箆棒【べらぼう】
「べらぼう(便乱坊、可坊)」の当て字。
並外れて異常なさま。信じ難いさま。
へら絞り/ヘラ絞り/箆絞り【へらしぼり】
[工]板金加工の一種。
金属板を回転させ、ヘラと呼ぶ工具と金型を押し当てて、少しづつ伸ばしたり絞ったりして回転体に加工するもの。
制作数が少ないもの(小ロット)や精度が要求されるものに使用される。
文字コード
「箆」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7B86 |
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JISX0213 | 1-42-47 |
戸籍統一文字番号 2 | 292030 |
住基ネット統一文字 | J+7B86 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 7069 |
新大字典4 | 講談社 | 11694 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8615 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 26114 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 8304 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「箆」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 箆の画数 :14画
- 箆の部首 : 竹
- 箆の読み方:ヘイ・へら・の・すきぐし・かんざし
- 箆の意味 :すきぐし/の/矢竹/矢がら。へら/竹片を薄く削ったもの/折り目をつけたり、ものを塗ったりするもの
ウサタロー