置とは、おく/据える/留める/設けるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、网部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 置 | |
---|---|---|
読み | 音読み | チ |
訓読み | お(く) | |
部首 | 网部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 网部8画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『置』の字には少なくとも、置・ 置くの2種の読み方が存在する。
意味
熟語
四字熟語
「置」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
善後処置 | 廃藩置県 |
日置【ひき】
[Romaji]Hiki
[地]ひきがわ(日置川)姓氏の一つ。
日置益(エキ)駐華公使
。
置屋【おきや】
[Romaji]okiya
芸者を抱えている家。
「芸者屋」とも呼ぶ。わちがいや(輪違屋)、さんぎょう(三業)。
置所【おくど】
[Romaji]okudo
竈(カマド)の別称。
かまど(竈、竃)
内庭の向側に設けた、炭などの俵物(タワラモノ)を積んで置く所。
。
置戸【おけと】
[Romaji]Oketo
[地]おけとさんち(置戸山地)おけとちょう(置戸町)
[古][交]おけとえき(置戸駅)
。
笠置【かさぎ】
[Romaji]Kasagi
かさぎちょう(笠置町)
[地]かさぎやま(笠置山)
。
文字コード
「置」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7F6E |
---|---|
JISX0213 | 1-35-54 |
戸籍統一文字番号 2 | 316200 |
住基ネット統一文字 | J+7F6E |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 7638 |
新大字典4 | 講談社 | 12668 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 9263 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 28298 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 8948 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「置」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「置」についての総括
- 置の画数 :13画
- 置の部首 : 网
- 置の読み方:チ・おく
- 置の意味 :おく/据える/留める/設ける
以上で「置」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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