苧とは、お/麻・からむしの繊維から作られた糸/からむし/イラクサ科の多年生植物などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、艸部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 苧 | |
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読み | 音読み | チョ ジョ |
訓読み | お からむし |
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部首 | 艸部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 艸部5画 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『苧』の字には少なくとも、苧・ 苧・ 苧・ 苧の4種の読み方が存在する。
意味
お/麻・からむしの繊維から作られた糸/からむし/イラクサ科の多年生植物
熟語
麻/苧【お】
[古][植]アサ(麻)の古称。
あさ(アサ、麻)
アサ・カラムシ(苧)の繊維を績(ウ)んで作った糸。おうみ(苧績み、苧績、麻績み、麻績)、あさ(アサ、麻)。
きびそ/生皮苧【きびそ】
マユ(繭)から生糸を繰(ク)る際、緒(イトグチ)を探し出す杓子帚(シャクシボウキ)や指先などにつく糸屑(イトクズ)を集め、乾燥させたもの。
絹糸紡績の原料とする。
カイコ(蚕)が最初に吐(ハ)いた糸で、太さが不均一で強度がない。
真麻/苧麻【まお】
[植]カラムシ(苧)の別称。
からむし(カラムシ、苧、苧麻)
から製した繊維。
あおそ(青麻、青苧)
から作った麻糸。
オダマキ/苧環【おだまき】
[学名]Aquilegiaflabellatavar.flabellata、[英語]columbine
[植]キンポウゲ目(Ranunculales)キンポウゲ科(Ranunculaceae)オダマキ属(Aquilegia)の多年草。観賞用。「イトクリ(糸繰り)」とも呼ぶ。
カラムシ/苧/苧麻【からむし】
[学名]Boehmerianipononivea/Boehmerianivea
[植]バラ目(Rosales)イラクサ科(Urticaceae)カラムシ属(Boehmeria)の多年草。東南アジア原産。茎丈は1~1.5メートル。
文字コード
「苧」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+82E7 |
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JISX0213 | 1-35-87 |
戸籍統一文字番号 2 | 344090 |
住基ネット統一文字 | J+82E7 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | |
新大字典4 | 講談社 | |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 10076 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「苧」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 苧の画数 :8画
- 苧の部首 : 艸
- 苧の読み方:チョ・ジョ・からむし・お
- 苧の意味 :お/麻・からむしの繊維から作られた糸/からむし/イラクサ科の多年生植物
ウサタロー