訓とは、おしえる/導く/教え諭すなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、言部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 訓 | |
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読み | 音読み | クン 《外》キン 《外》シュン |
訓読み | 《外》おし(える) 《外》よ(む) |
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部首 | 言部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 言部3画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『訓』の字には少なくとも、訓・ 訓・ 訓・ 訓む・ 訓えるの5種の読み方が存在する。
意味
- おしえる。導く。教え諭す。「訓化・訓育・訓導・訓戒・訓告・訓示・家訓・祖訓・古訓・教訓・校訓・社訓・遺訓・垂訓・庭訓(ていくん)(ていきん)・聖訓・処世訓」
- よむ。意味を解釈する。「訓解・訓義・訓詁(くんこ)・訓釈・訓注」
- くん。漢字の読み。漢字に日本語をあてた字音。対義語:音「訓読・字訓」
熟語
訓読【くんどく】
参照いっさいてん(一斎点)
。
訓戒/訓誡【くんかい】
善悪を教えさとし、悪いことをしないように戒(イマシ)めること。
訓戒を垂(タ)れる
。
訓令式【くんれいしき】
[言]くんれいしきろーまじ(訓令式ローマ字)
。
訓導【くんどう】
教え導くこと。
[歴]旧制小学校の正規の教員の称。
学校教育法により現在は教諭。
軍人訓誡【ぐんじんくんかい】
[歴]1878年(明治11年)竹橋騒動の事件後、軍人に対し陸軍卿山県有朋の名で発布された訓誡。
西周(ニシ・アマネ)が起草、天皇の絶対神聖・軍隊の中立化を説く。たけばしそうどう(竹橋騒動)。
文字コード
「訓」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8A13 |
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JISX0213 | 1-23-17 |
戸籍統一文字番号 2 | 400200 |
住基ネット統一文字 | J+8A13 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 9252 |
新大字典4 | 講談社 | 15624 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11847 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35238 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10597 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「訓」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「訓」についての総括
- 訓の画数 :10画
- 訓の部首 : 言
- 訓の読み方:シュン・クン・キン・よむ・おしえる
- 訓の意味 :おしえる/導く/教え諭す
以上で「訓」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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