診とは、みる/しらべる/病気の状態を調べるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、言部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 診 | |
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読み | 音読み | シン 《外》チン |
訓読み | み(る) | |
部首 | 言部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 言部5画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『診』の字には少なくとも、診・ 診・ 診るの3種の読み方が存在する。
意味
- みる。しらべる。病気の状態を調べる。「診察・診断・診療・往診・回診・検診・誤診・受診・初診・触診・打診・宅診・聴診・問診・来診」
熟語
打診【だしん】
[医]([英語]percussion)医者が胸や背など、患者の体表を指の先や打診器で軽く叩(タタ)き、その音で内臓の様子を知ること。ちょうしん(聴診)。1754年(宝暦4年)オーストリアの医学者レオポルト・アウエンブルッガー(LeopoldAuenbrugger)が胸部打診法(percussionofthechest)を創始。
聴診【ちょうしん】
[英語]auscultation
[医]医師がおもに聴診器を用いて、呼吸音・胸膜音・心音・腸音・動静脈音など、患者の体内に起る音響を聴きとり、診断の手がかりとすること。だしん(打診)。。
聴診器【ちょうしんき】
[英語]stethoscope
[医]医師が患者の体内の音を聴診するための器具。患者に当てる集音部からゴム管で音を導き、両方の耳で聴くタイプが多い。らっせるおん(ラッセル音)。
診療所【しんりょうじょ】
[英語]clinic
[法][医]19人以下の入院設備のある医療施設。「クリニック」とも呼ぶ。くりにっく(クリニック)。
納得診療【なっとくしんりょう】
[英語]informedconsent
[医]インフォームド・コンセントの和訳語。いんふぉーむどこんせんと(インフォームド・コンセント)
。
文字コード
「診」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8A3A |
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JISX0213 | 1-31-39 |
戸籍統一文字番号 2 | 401260 |
住基ネット統一文字 | J+8A3A |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 9292 |
新大字典4 | 講談社 | 15669 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11893 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35337 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10643 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「診」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「診」についての総括
- 診の画数 :12画
- 診の部首 : 言
- 診の読み方:チン・シン・みる
- 診の意味 :みる/しらべる/病気の状態を調べる
以上で「診」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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