「鍾」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

鍾とは、かね／つりがね／さかずき／さかつぼ／あつめるなどの意味をもつ漢字。17画の画数をもち、金部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

『鍾』の字には少なくとも、鍾ショウ・鍾シュ・鍾さかずき・鍾めるあつめるの4種の読み方が存在する。

かね／つりがね／さかずき／さかつぼ／あつめる

鍾【しょう】: [中国語]zhong

[歴]中国漢代に用いた青銅製の酒壺(サカツボ)。

[古]の単位で数える、飲んだ酒の量。

[古](転じて)盃(サカズキ)。

[古]中国春秋戦国時代の容積の単位。
一鍾は約49.7リットル。
一説に、六斛(コク)四斗(ト)で約120リットル。

[他動](心情などを)あつめる・注ぐ。

鍾愛：しょうあい(鍾愛)鍾情：しょうじょう(鍾情)

[自動](心情などが)あつまる・集中する。

しょう(鐘)

「鍾乳」は「鐘(ツリガネ)」の疣(イボ)状の突起「乳(チ)」の意味。
中国の簡体字では「鍾」と「鐘」はともに「(「金」偏+「中」)」と書く。ち(乳)。

[人](Zhong)中国人(漢民族)の姓。

[中国語]zhong

[歴]中国漢代に用いた青銅製の酒壺(サカツボ)。
[古]の単位で数える、飲んだ酒の量。
[古](転じて)盃(サカズキ)。

[中国語]ZhongShan／Zhongshan

[古][地]中国南京市の紫金山の古称・別称。
しきんざん(紫金山)
。

[中国語]zhongai

(子供などを)非常にかわいがること・寵愛(チョウアイ)すること。しょうじょう(鍾情)。
「鍾」は「あつめる」の意味。

[鉱]しょうにゅうせき(鍾乳石)
。

[中国語]zhongqing

ほれ込むこと。
溺愛(デキアイ)すること。しょうあい(鍾愛)。

「鍾」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。