雛とは、一人前でない者/ひな/ひよこ/鳥の子などの意味をもつ漢字。18画の画数をもち、隹部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 雛 | |
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読み | 音読み | スウ シュ ス ジュ |
訓読み | ひな ひよこ |
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部首 | 隹部 | |
画数 | 総画数 | 18画 |
部首内画数 | 隹部10画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『雛』の字には少なくとも、雛・ 雛・ 雛・ 雛・ 雛・ 雛の6種の読み方が存在する。
意味
一人前でない者/ひな/ひよこ/鳥の子
熟語
四字熟語
「雛」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
伏竜鳳雛 | 麟子鳳雛 |
雛頭【ひながしら】
[服]ひなさき(雛尖、雛頭)
。
雛飾り【ひなかざり】
参照ひなまつり(雛祭り)、だいりびな(内裏雛)
雛壇の一段目は、明治以降では向かって左に男雛、右に女雛とするが、関西は逆で、日本古来はすべて関西風であった。
二段目は三人官女、三段目は五人囃子、四段目は右に左大臣(老人)で左に右大臣(若人)、五段目は三人の衛士、六段目は嫁入り道具、七段目は駕籠や御所車などが飾られる。ごにんばやし(五人囃し、五人囃子)。
流し雛【ながしびな】
参照さんだわら(桟俵)
。
内裏雛【だいりびな】
天皇と皇后に似せた男女一対の雛人形。
「内裏」、「きんり(禁裏、禁裡)」とも呼ぶ。ひなかざり(雛飾り)。
雛祭り【ひなまりつ】
参照ひなかざり(雛飾り)
雛壇を飾り、散らし寿司と蛤(ハマグリ)の吸い物で祝う。
蛤は他の貝同志では決して合わないことから夫婦の契(チギ)りが固いことを表し、吸い物には一つの貝に身を二つ入れる習わしである。
。
文字コード
「雛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+96DB |
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JISX0213 | 1-31-87 |
戸籍統一文字番号 2 | 477600 |
住基ネット統一文字 | J+96DB |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 10989 |
新大字典4 | 講談社 | 18526 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 13855 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 42121 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 12588 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「雛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 雛の画数 :18画
- 雛の部首 : 隹
- 雛の読み方:スウ・ス・ジュ・シュ・ひよこ・ひな
- 雛の意味 :一人前でない者/ひな/ひよこ/鳥の子
ウサタロー