異体字「駲」については「駲(漢字)」をご覧ください。
馴とは、したがう/ならす/なれるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、馬部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 馴 | |
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読み | 音読み | ジュン シュン イン クン |
訓読み | おし(え) な(らす) な(れる) よ(い) |
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部首 | 馬部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 馬部3画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 |
字体 | 駲 |
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画数 | 16画 |
Unicode | U+99F2 |
JISX0213 | 1-81-50 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『馴』の字には少なくとも、馴・ 馴・ 馴・ 馴・ 馴い・ 馴れる・ 馴らす・ 馴えの8種の読み方が存在する。
意味
したがう/ならす/なれる
熟語
馴致【じゅんち】
(人・動物・機械などを)なれさせること。なじませること。
なじませて、次第にある状態になるようにすること。
磯馴松【そなれまつ】
潮風のために樹木の幹や枝が磯や地に低くなびき傾いて生えている松。
。
裏馴染/裏馴染み【うらなじみ】
[古]遊里で、その遊女に会うのが二度目でありながら、馴染みとして迎えられたり、馴染金(祝儀の金)を出したりすること。
一度目を「初会」、二度目を「裏」、三度目からを「馴染み」といい、二度目で早くも馴染み(得意客)のごとく馴染金を出し情意投合すること。なじみきん(馴染金)、しょかいなじみ(初会馴染)。
馴染金/馴染み金【なじみきん】
[古]遊里で、客が同じ遊女を三度目に揚げた時、馴染み客になるために出す祝儀の金。
同じ遊女のもとに三度通って初めて床入りをする習慣があったことから起り、二両二分を定めとした。
しかし、第一回(初会)・第二回(裏)に祝儀を出すこともあり、これらを「初会馴染」・「裏馴染」といった。
初会馴染【しょかいなじみ】
参照なじみきん(馴染金)、うらなじみ(裏馴染)
。
文字コード
「馴」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+99B4 |
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JISX0213 | 1-38-75 |
戸籍統一文字番号 2 | 505660 |
住基ネット統一文字 | J+99B4 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 11472 |
新大字典4 | 講談社 | 19416 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 14396 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 44595 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 13054 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「馴」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 馴の画数 :13画
- 馴の部首 : 馬
- 馴の読み方:ジュン・シュン・クン・イン・よい・なれる・ならす・おしえ
- 馴の意味 :したがう/ならす/なれる
ウサタロー