「骨」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ほね/人や動物のほねなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、骨部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「骨」
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読み 音読み コツ
《外》クチ
訓読み ほね
部首 骨部
画数 総画数 10画
部首内画数 骨部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検5級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

骨_書き方
骨の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コツクチほねの3種の読み方が存在する。

意味

  1. ほね。や動物のほね。「骨格・骨質・骨折・骨相・骨肉・骨盤・骨膜・骸骨(がいこつ)・筋骨・白骨・肋骨(ろっこつ)・大腿骨(だいたいこつ)」
  2. 火葬にした人骨。「納骨・遺骨」
  3. からだ。「病骨・老骨」
  4. 物事のとなる部分。要点。「骨髄・骨子・鉄骨・木骨・真骨頂」
  5. がら。だて。気質。品格。「気骨・奇骨・俠骨(きょうこつ)・反骨・風骨・凡骨」
骨【こつ】
  • ほね(骨)。
  • 骨格(コッカク)、頭蓋骨(ズガイコツ)、筋骨(キンコツ)
  • 火葬にした死者のほね。
    「おこつ(お骨、御骨)」とも呼ぶ。
  • 骨揚げ、骨壺(コツツボ)
  • 体格。
  • 風骨(フウコツ)、筋骨(キンコツ)
  • (変わらない)人柄(ヒトガラ)・気質(キシツ)。
  • 気骨(キコツ)、奇骨(キコツ)
  • 事物の骨組みとなっているもの。
  • 骨子(コッシ)、鉄骨(テッコツ)
  • こつ(こつ、コツ、骨)
  • 熟語

    四字熟語

    「骨」の漢字を語中にもつ四字熟語8種を表にまとめる。

    「骨」が入る四字熟語
    哀毀骨立あいきこつりつ 換骨奪胎かんこつだったい 気骨稜稜きこつりょうりょう
    生死肉骨せいしにくこつ 仙風道骨せんぷうどうこつ 彫心鏤骨ちょうしんるこつ
    粉骨砕身ふんこつさいしん 銘肌鏤骨めいきるこつ

    骨【こつ】

    ほね(骨)。
    骨格(コッカク)、頭蓋骨(ズガイコツ)、筋骨(キンコツ)
    火葬にした死者のほね。
    「おこつ(お骨、御骨)」とも呼ぶ。

    尾骨【びこつ】

    [英語]coccyx

    [医]「尾(「骨」偏+「(「低」-「人」偏)」)骨(ビテイコツ)」、「尾閭骨(ビリョコツ)」とも、俗に「亀の尾(オ)」とも呼ぶ。

    趾骨【しこつ】

    [英語](単数形)toephalanx

    [医]足の指の骨。
    「指骨」、「足指骨(ソクシコツ)」とも呼ぶ。しこつ(指骨)。

    骨疽【こっそ】

    [病]カリエス([ドイツ語]Karies)の別称。
    かりえす(カリエス)

    指骨【しこつ】

    [英語](単数形)phalanx(ファランクス)/(複数形)phalanxes、phalanges

    [医]手の指の骨。
    親指(母指)(thumb)は2個、その他の指(fingers)は3個から成り、掌(テノヒラ)(palm)の中手骨(metacarpal)と連接する。

    名称
    末節骨(distalphalanx):先端の骨。

    文字コード

    「骨」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「骨」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+9AA8
    JISX0213 1-25-92
    戸籍統一文字番号 2 511060
    住基ネット統一文字 J+9AA8

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「骨」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 11596
    新大字典4 講談社 19638
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 14532
    大漢和辞典6 7 大修館書店 45098
    大漢語林8 大修館書店 13173

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1968年(昭和43年)
    学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
    小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「骨」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「骨」についての総括
    1. 骨の画数 :10画
    2. 骨の部首 : 骨
    3. 骨の読み方:コツ・クチ・ほね
    4. 骨の意味 :ほね/人や動物のほね
    以上で「骨」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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