鹿とは、しか/ろく/鯨偶蹄目シカ科の哺乳動物の総称などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、鹿部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。
字体 | 鹿 | |
---|---|---|
読み | 音読み | 《外》ロク |
訓読み | か しか |
|
部首 | 鹿部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 鹿部0画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『鹿』の字には少なくとも、鹿・ 鹿・ 鹿の3種の読み方が存在する。
意味
- しか。ろく。鯨偶蹄目シカ科の哺乳動物の総称。「鹿角(ろっかく)・鹿砦(ろくさい)・鹿鳴(ろくめい)・赤鹿(あかしか)・箆鹿(へらじか)・馴鹿(じゅんろく)」
- 帝位。政権。地位。「逐鹿(ちくろく)」
- 鹿【しか】
-
- [哺]しか(シカ、鹿)
- 遊女の階級の一つ。囲(カコイ)女郎の別称。
揚代が16文であったころ「四四(シシ)」を「鹿(シシ)」に当て、「鹿恋(カコヒ)」の字も用いたことから。- ウド(独活)の生長して、葉の伸び出たもの。
2月ころに鹿の角が落ちるので、俗に鹿がこれを食うと角が落ちると言われていた。うど(ウド、独活)。- [俗]芸人仲間などで落語家。
「はなしか(咄家)」の「はな」を略したもの。- [古](北海道で)船乗り相手の売春婦。
小船に乗って来ることを、鹿が好んで海水を飲みに来ることに掛けたもの。- 花札(ハナフダ)の一つ。
モミジ(紅葉)にシカが描かれた十点札。いのしかちょう(猪鹿蝶)。
熟語
鹿【しか】
[哺]しか(シカ、鹿)
遊女の階級の一つ。囲(カコイ)女郎の別称。
揚代が16文であったころ「四四(シシ)」を「鹿(シシ)」に当て、「鹿恋(カコヒ)」の字も用いたことから。
鹿野【かの】
[Romaji]Kano
山口県中東部、周南市(シュウナンシ)の地域名。
もと都濃郡(ツノグン)鹿野町(カノチョウ)。
[歴]かのちょう(鹿野町)
。
鈴鹿【すずか】
[Romaji]Suzuka
すずかし(鈴鹿市)
すずかぐん(鈴鹿郡)
。
山鹿【やまが】
[Romaji]Yamaga
やまがし(山鹿市)
。
鹿島【かしま】
[Romaji]Kashima
鹿島神社の略。
かしまじんじゃ(鹿島神社)
かしまし(鹿島市)
かしまく(鹿島区)
かしまぐん(鹿島郡)
かしままち(鹿島町)
北海道夕張市北東部の地域名。
長野県大町市北部の地名。
文字コード
「鹿」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+9E7F |
---|---|
JISX0213 | 1-28-15 |
戸籍統一文字番号 2 | 538570 |
住基ネット統一文字 | J+9E7F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 12092 |
新大字典4 | 講談社 | 20654 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 15145 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 47586 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 13728 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「鹿」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「鹿」についての総括
- 鹿の画数 :11画
- 鹿の部首 : 鹿
- 鹿の読み方:ロク・しか・か
- 鹿の意味 :しか/ろく/鯨偶蹄目シカ科の哺乳動物の総称
以上で「鹿」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。