「弓」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ゆみ/矢を飛ばすための武器などの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、弓部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「弓」
字体
読み 音読み 《外》
《中》キュウ
訓読み ゆみ
部首 弓部
画数 総画数 3画
部首内画数 弓部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

弓_書き方
弓の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、キュウゆみの3種の読み方が存在する。

意味

  1. ゆみ。ばすための武器。「弓術・弓箭・弓馬・強弓(ごうきゅう)・半弓・洋弓・楊弓・石弓」
  2. ゆみなりにがった。「弓状・弓形」
  3. バイオリンなどの擦弦楽器の。「胡弓(こきゅう)」
弓【ゆみ】
[英語]bow(ボウ)

  • 「矢(ヤ)([英語]arrow)」とともに「飛道具(トビドウグ)」の一つ。しげとう(重籐、滋籐)、ゆぶくろ(弓袋、韜)。
  • 強弓:しちにんばり(七人張り、七人張)「アーチェリー([英語]archery)」は「洋弓術」または「弓矢類」の意味であるが、日本では「洋弓(ヨウキュウ)」も指す。
  • [楽]擦弦(サツゲン)楽器を演奏するための器具。
    細長い棒に馬の尾の毛などを張り、その毛で楽器の弦(ゲン)をこすり、振動させて音を出すもの。
    良く振動するようにマツヤニ(松脂)を塗ることもある。
    「ボーゲン([ドイツ語]Bogen)」とも呼ぶ。
  • 熟語

    弓【ゆみ】

    [英語]bow(ボウ)

    「矢(ヤ)([英語]arrow)」とともに「飛道具(トビドウグ)」の一つ。しげとう(重籐、滋籐)、ゆぶくろ(弓袋、韜)。
    強弓:しちにんばり(七人張り、七人張)「アーチェリー([英語]archery)」は「洋弓術」または「弓矢類」の意味であるが、日本では「洋弓(ヨウキュウ)」も指す。

    弓錐【ゆみぎり】

    [英語]bowdrill/fire-drillbow

    [歴]古代の点火用具。
    弓の糸(弦)を細い木(錐)に一回巻き付け、板の穴または切り込みに木の先を当て、反対側を手に持った木切れで押え、一方の手で弓を左右に何回も動かして木を回転させるもの。
    木の先端が摩擦熱(マサツネツ)で発火し、枯れ草などの火口(ホクチ)に着火する。

    弩弓【どきゅう】

    [英語]crossbow

    [歴]いしゆみ(石弓、弩)

    天弓【てんきゅう】

    [中国語]Tiangong

    [軍]台湾国産の地対空ミサイル。
    天弓1型:射程100キロメートル。
    天弓2型:射程200キロメートル以上。

    天弓【てんきゅう】

    [気]虹(ニジ)の別称。
    にじ(にじ、虹、霓)

    文字コード

    「弓」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「弓」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+5F13
    JISX0213 1-21-61
    戸籍統一文字番号 2 109590
    住基ネット統一文字 J+5F13

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「弓」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 2593
    新大字典4 講談社 4519
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 3238
    大漢和辞典6 7 大修館書店 9692
    大漢語林8 大修館書店

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1968年(昭和43年)
    学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
    小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第6学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「弓」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「弓」についての総括
    1. 弓の画数 :3画
    2. 弓の部首 : 弓
    3. 弓の読み方:ク・キュウ・ゆみ
    4. 弓の意味 :ゆみ/矢を飛ばすための武器
    以上で「弓」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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