役とは、つとめ/官僚/公務員/職員の業務/任務などの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、彳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 役 | |
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読み | 音読み | ヤク 《中》エキ |
訓読み | 《外》いくさ 《外》つと(め) |
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部首 | 彳部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 彳部4画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『役』の字には少なくとも、役・ 役・ 役め・ 役の4種の読み方が存在する。
意味
- つとめ。官僚/公務員/職員の業務。任務。
- ヤク。「役員・役所・役職・役人・役場(やくば)・役目・重役・大役・助役」
- 劇や芝居における演者の受け持ち。
- ヤク。「役柄・役者・悪役・主役・代役・配役・脇役」
- 労働。課せられた仕事。働かせる。
- エキ。「役牛・役務・課役・苦役・雑役・使役・就役・退役・懲役・服役・労役」
- いくさ。戦争。戦の務め。
- エキ。「軍役・戦役・退役・兵役」
- 《麻雀》アガリに必要となる要素。
- ヤク。「役牌・役満・役名・一飜役」
熟語
役日【やくび】
[古][暦]ものび(物日)
。
子役【こやく】
[劇][映]子供を演ずる役。こかた(子方)。
[劇][映]子供の役者。
役務【えきむ】
労働などのつとめ。労力による仕事。
。
兵役【へいえき】
[英語]militaryservice
[軍] 。役日【やくにち】
[暦]ものび(物日)
。
文字コード
「役」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5F79 |
---|---|
JISX0213 | 1-44-82 |
戸籍統一文字番号 2 | 113720 |
住基ネット統一文字 | J+5F79 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2674 |
新大字典4 | 講談社 | 4645 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3336 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 10057 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3226 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「役」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「役」についての総括
- 役の画数 :7画
- 役の部首 : 彳
- 役の読み方:ヤク・エキ・つとめ・いくさ
- 役の意味 :つとめ/官僚/公務員/職員の業務/任務
以上で「役」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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