急とは、いそぐ/せく/進行が速いなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、心部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 急 | |
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読み | 音読み | キュウ 《外》コウ |
訓読み | いそ(ぐ) 《外》せ(く) |
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部首 | 心部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 心部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N4 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『急』の字には少なくとも、急・ 急・ 急く・ 急ぐの4種の読み方が存在する。
意味
- いそぐ。せく。進行が速い。対義語:緩「急速・急行・急進・急性・急流・至急・早急・性急」
- 差し迫っている。余裕がない。「急迫・急務・急用・応急・火急・救急・緊急」
- にわかに。たちまち。突然。「急遽・急激・急死・急転・急病・急変・急停車・急上昇・短兵急」
- 傾斜などの度合いが強い。「急坂・急峻・急傾斜」
- 雅楽、芸能の曲の結末部。「序破急」
- 「急行」の略称。「準急・特急」
熟語
四字熟語
「急」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。
一旦緩急 | 緩急剛柔 | 緩急自在 |
急転直下 | 急流勇退 | 燃眉之急 |
急ぎ足【いそぎあし】
急いで歩くこと。速く歩くこと。
「はやあし(速足)」とも呼ぶ。
滅多急き【めったせき】
むやみやたらに急(セ)くこと。
。
急焼/急須【きびしょ】
きゅうす(急須)
。
急焼/急須【きびじょ】
きゅうす(急須)
。
急雨【きゅうう】
[気]にわかあめ(にわか雨、俄雨)
。
文字コード
「急」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6025 |
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JISX0213 | 1-21-62 |
戸籍統一文字番号 2 | 119200 |
住基ネット統一文字 | J+6025 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 2783 |
新大字典4 | 講談社 | 4803 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3450 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3309 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「急」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「急」についての総括
- 急の画数 :9画
- 急の部首 : 心
- 急の読み方:コウ・キュウ・せく・いそぐ
- 急の意味 :いそぐ/せく/進行が速い
以上で「急」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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