扇とは、おうぎ/うちわなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、戶部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 扇 | |
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読み | 音読み | セン |
訓読み | おうぎ 《外》あお(ぐ) 《外》おだ(てる) |
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部首 | 戶部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 戶部6画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『扇』の字には少なくとも、扇・ 扇てる・ 扇・ 扇ぐの4種の読み方が存在する。
意味
- 扇【おうぎ《あふぎ》】
-
- 骨に紙を張った折りたたみ式の団扇(ウチワ)。
「扇子(センス)」、「蝙蝠扇(カワホリオウギ)」、「末広(スエヒロ)」とも、女房詞で「御末(オスエ)」ともに対して「夏扇(ナツオウギ)」とも呼ぶ。- 平安前期、日本で考案。
- ヒノキなどの薄板をとじ合わせた折りたたみ式の団扇。
おもに威儀用。
「檜扇(ヒオウギ)」とも、に対して「冬扇(フユオウギ、トウセン)」とも呼ぶ。ねこま(猫間)。- 平安前期、日本で考案。
- うちわ(団扇)
- 骨に紙を張った折りたたみ式の団扇(ウチワ)。
熟語
四字熟語
「扇」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
教唆扇動 | 扇影衣香 |
扇子【せんす】
おうぎ(扇)
夏の季語。
。
投扇【とうせん】
投扇興の略称。
とうせんきょう(投扇興)
。
鉄扇【てっせん】
骨(ホネ)が鉄でできている扇子(センス)。
親骨のみが鉄のものと、全ての骨が鉄のものとがある。
江戸時代、武士が護身用として用いた。
冬扇【とうせん】
「夏炉冬扇」、「冬扇夏炉」の略称。
無用の事物のたとえ。
おうぎ(扇)
。
扇【おうぎ】
骨に紙を張った折りたたみ式の団扇(ウチワ)。
「扇子(センス)」、「蝙蝠扇(カワホリオウギ)」、「末広(スエヒロ)」とも、女房詞で「御末(オスエ)」ともに対して「夏扇(ナツオウギ)」とも呼ぶ。
平安前期、日本で考案。
文字コード
「扇」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6247 |
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JISX0213 | 1-32-80 |
戸籍統一文字番号 2 | 132340 |
住基ネット統一文字 | J+6247 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 3208 |
新大字典4 | 講談社 | 5368 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 3891 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 11743’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3781 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「扇」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「扇」についての総括
- 扇の画数 :10画
- 扇の部首 : 戶
- 扇の読み方:セン・おだてる・おうぎ・あおぐ
- 扇の意味 :おうぎ/うちわ
以上で「扇」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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