「按」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、上からおさえる/なでさする/なでる/もむなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、手部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「按」
字体
読み 音読み アン
アツ
アチ
訓読み おさ(える)
かんが(える)
しら(べる)
部首 手部
画数 総画数 9画
部首内画数 手部6画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級

書き方・読み方

書き方

按_書き方
按の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、アンアツアチ按べるしらべる按えるかんがえる按えるおさえるの6種の読み方が存在する。

意味

  1. からおさえる。なでさする。なでる。もむ。「按摩・按排・按腹」
  2. 調べる。える。いただす。「按針・按察・按分・按察使(あぜち)」
  3. 順序よくものごとをべる。

熟語

四字熟語

「按」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「按」が入る四字熟語
按図索駿あんずさくしゅん 按兵不動あんぺいふどう

按摩【あんま】

([英語]massage)
([英語]masseur)それを業とする人。
[俗]盲人。

按察使/按察【あぜち】

[歴]奈良時代の地方行政監督官。719年(養老3.7.年)初めて設置された令外官(リョウゲノカン)。
畿内・西海道を除き、特定の国司が兼任して隣接する2~4ヶ国を監察した。

塩梅/按排/按配【あんばい】

[料]料理の味加減・味付け。また、味加減を調(トトノ)えること。
本来は塩(シオ)と梅酢(ウメズ)で調味すること。

案配/按排/按配【あんばい】

ほどよく物を並べること。
ほどよく物事を処理すること。
うまくいくように工夫(クフウ)すること。

文字コード

「按」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「按」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6309
JISX0213 1-16-36
戸籍統一文字番号 2 135350
住基ネット統一文字 J+6309

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「按」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3312
新大字典4 講談社 5542
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4003
大漢和辞典6 7 大修館書店 12038
大漢語林8 大修館書店 3932

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「按」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「按」についての総括
  1. 按の画数 :9画
  2. 按の部首 : 手
  3. 按の読み方:アン・アツ・アチ・しらべる・かんがえる・おさえる
  4. 按の意味 :上からおさえる/なでさする/なでる/もむ
以上で「按」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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