異体字「檢」については「檢(漢字)」をご覧ください。
検とは、あらためる/しらべる/取り調べるなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 検 | |
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読み | 音読み | ケン |
訓読み | 《外》あらた(める) 《外》しら(べる) |
|
部首 | 木部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 木部8画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検6級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
字体 | 檢 |
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画数 | 17画 |
Unicode | U+6AA2 |
JISX0213 | 1-60-93 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『検』の字には少なくとも、検・ 検べる・ 検めるの3種の読み方が存在する。
意味
- あらためる。しらべる。取り調べる。「検閲・検眼・検挙・検査・検索・検察・検札・検視・検死・検事・検収・検出・検証・検診・検定・検田・検討・検分・検便・検問・実検・巡検・探検・点検・剖検・臨検」
- 取り締まる。締め括る・正す。「検校(けんぎょう)・検束・検非違使(けびいし)」
- 検査の略称。「車検・受検」
- 検定試験の略称。「英検・漢検・数検」
熟語
検見【けんみ】
[歴]けみ(検見、毛見)
。
地検【ちけん】
[法]地方検察庁の略称。
[歴]検地に同じ。
。
検波【けんぱ】
[通]電波の存在を検出すること。
[通]高周波電流から信号電流や音声電流を取り出すこと。けんぱき(検波器)。
剖検【ぼうけん】
[医]死体を解剖して検査すること。
病理解剖(autopsy)や死体解剖(necropsy、postmortem)を行うこと。ちけん(治験)。
臨検【りんけん】
参照あさままるじけん(浅間丸事件)
。
文字コード
「検」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+691C |
---|---|
JISX0213 | 1-24-01 |
戸籍統一文字番号 2 | 169850 |
住基ネット統一文字 | J+691C |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4283 |
新大字典4 | 講談社 | 7075 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5155 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 15065’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5205 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「検」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「検」についての総括
- 検の画数 :12画
- 検の部首 : 木
- 検の読み方:ケン・しらべる・あらためる
- 検の意味 :あらためる/しらべる/取り調べる
以上で「検」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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