締とは、しめる/しまる/束ねる/括る/約束を結ぶなどの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、糸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 締 | |
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読み | 音読み | テイ 《外》チ 《外》ダイ 《外》ジ |
訓読み | し(まる) し(める) 《外》むす(ぶ) |
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部首 | 糸部 | |
画数 | 総画数 | 15画 |
部首内画数 | 糸部9画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『締』の字には少なくとも、締・ 締・ 締・ 締・ 締ぶ・ 締める・ 締まるの7種の読み方が存在する。
意味
熟語
釘締め【くぎじめ】
[Romaji]kugijime/kugi-jime
戸や箱の蓋(フタ)などが開かないように、釘を打ち付けること・釘付(クギヅ)けにすること。
(転じて)念(ネン)を押すこと・釘を刺すこと。
[建]打ち付けた釘の頭を、材の面より低く食い込ませる、ポンチ(punch)に似た工具。
かしめ/加締め【かしめ】
[英語]caulking/calking
[機]かしめること。かしめ作業。[機]ボイラー・ガスボンベ・水槽などで、リベット継ぎ手の部分からの流体の漏出を防ぐため、板金の縁をたがねで叩(タタ)いて歪(ヒズミ)をとり、地と密着させて隙間(スキマ)をなくすこと。
板締め/板締【いたじめ】
絞り染めの一種。
布を屏風折りに畳み、2枚の型板で両側から固く縛って染液に浸して模様を染め出すもの。
凹凸の模様を彫った型板を使うこともある。
締め釘/締釘【しめくぎ】
[英語]rivet
リベットの別称。
りべっと(リベット)
。
一本締め【いっぼんじめ】
略式の手締め。
「お手を拝借(ハイシャク)、よーっ」の掛け声で全員が両手を打つ準備し、しゃんしゃんしゃん(3回)・しゃんしゃんしゃん(3回)・しゃんしゃんしゃんしゃんしゃんしゃんしゃん(7回)と打つこと。
を本当の「一本締め」と誤解して「三本締め」と呼ぶこともある。
文字コード
「締」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7DE0 |
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JISX0213 | 1-36-89 |
戸籍統一文字番号 2 | 308980 |
住基ネット統一文字 | J+7DE0 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 7460 |
新大字典4 | 講談社 | 12332 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 9074 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 27651 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 8763 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「締」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 締の画数 :15画
- 締の部首 : 糸
- 締の読み方:テイ・チ・ダイ・ジ・むすぶ・しめる・しまる
- 締の意味 :しめる/しまる/束ねる/括る/約束を結ぶ
ウサタロー