「倭」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、昔に中国が日本を呼んだ称などの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、人部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「倭」
字体
読み 音読み
訓読み やまと
部首 人部
画数 総画数 10画
部首内画数 人部8画
国語施策 人名用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準1級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

倭_書き方
倭の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、やまとの3種の読み方が存在する。

意味

昔に中国が日本を呼んだ称

熟語

和歌/倭歌【わか】

[文]日本固有の詩歌の総称。
長歌・短歌・施頭歌(セドウカ)・片歌(カタウタ)など。
「国歌(コッカ)」とも呼ぶ。

倭寇/和寇【わこう】

[中国語]Wokou(倭寇)

[歴]鎌倉末期(14世紀の終り)から戦国時代(16世紀)にわたり朝鮮半島から中国大陸沿岸・海南島にかけて襲った日本人の海賊に対する朝鮮・中国側の呼称。
南北朝末期から室町初期にかけては朝鮮半島の被害が大きかった。朝鮮の高麗(コウライ)はその被害と防御には非常に悩まされ、その滅亡を早めた。

和琴/倭琴【わごん】

[楽]日本固有の琴。宮廷などで神楽歌・東遊・久米歌などの伴奏に用いる。
弦は六本、右手の琴軋(コトサキ)や左手の指で弾奏。

和音/倭音【わおん】

[言]ごおん(呉音)
[言]日本的に変化した慣用音。多くは混用や誤読による音が定着したもの。
「からごえ(漢音)」に対して「やまとごえ(和音、倭音)」とも呼ぶ。

倭鞍/和鞍【わぐら】

明治以降の洋鞍(ヨウグラ)に対し、日本の伝統的な馬具の総称。
大和鞍(ヤマトグラ)の別称。
やまとぐら(大和鞍、倭鞍)

文字コード

「倭」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「倭」の文字コード一覧
Unicode 1 U+502D
JISX0213 1-47-33
戸籍統一文字番号 2 009320
住基ネット統一文字 J+502D

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「倭」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 309
新大字典4 講談社 602
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 461
大漢和辞典6 7 大修館書店 796
大漢語林8 大修館書店 457

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「倭」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「倭」についての総括
  1. 倭の画数 :10画
  2. 倭の部首 : 人
  3. 倭の読み方:ワ・イ・やまと
  4. 倭の意味 :昔に中国が日本を呼んだ称
以上で「倭」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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