氷とは、こおり/こおる/水が冷えて固まったものなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、水部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 氷 | |
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読み | 音読み | ヒョウ 《外》ギョウ |
訓読み | こおり 《高》ひ 《外》こお(る) |
|
部首 | 水部 | |
画数 | 総画数 | 5画 |
部首内画数 | 水部1画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『氷』の字には少なくとも、氷・ 氷・ 氷・ 氷・ 氷るの5種の読み方が存在する。
意味
- こおり。こおる。水が冷えて固まったもの。「氷花・氷華・氷河・氷解・氷塊・氷山・氷筍(ひょうじゅん)・氷晶・氷床・氷震・氷層・氷泥・氷点・氷島・氷片・氷棚(ひょうほう)・氷量・海氷・解氷・極氷・結氷・堅氷・細氷・砕氷・樹氷・製氷・軟氷・薄氷・浮氷・霧氷・融氷・流氷」
氷の用法:状態変化(物質)
状態変化(物質)【じょうたいへんか】とは、物質が集合した状態。温度と圧力の変異によってその状態を変化させる。
低温高圧になるほど固体に近づき、高温低圧になるほど気体に近づく。合わせて「三態」という。
状態 | 固体 | 液体 | 気体 |
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略字 | 固 | 液 | 気 |
エネルギー | 低い | – | 高い |
例 | 氷 | 水 | 水蒸気 |
熟語
四字熟語
「氷」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。
青藍氷水 | 凍解氷釈 |
垂氷【たるひ】
[古]つらら(氷柱)の古名。
つらら(氷柱、氷)
。
氷見市【ひみし】
[Romaji]HimiShi
富山県北西部の市。
。
氷河【ひょうが】
[英語]glacier
[地]高山の万年雪が長年積雪して凝固し、氷塊となって低地にゆっくりと流れ下るもの。「グレーシャー」とも呼ぶ。
。
氷棚【ひょうほう】
[英語]iceshelf
[地]たなごおり(棚氷)。
氷人【ひょうじん】
[中国語]Bingren
[故]縁結びの神。『晋書(芸術伝)』「索(「糸」偏+「枕」-「木」)(SuoDan)(サク・タン)」の故事から。
晋の時代、令狐策(LingHuce)(リン・コサク)が占いの名人索タンに、「氷の上に立って氷の下の人と話をした」という夢を占ってもらうと、「氷の上は陽、下は陰」であるから氷が解けるころに結婚の世話をする前兆と予言される。
文字コード
「氷」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+6C37 |
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JISX0213 | 1-41-25 |
戸籍統一文字番号 2 | 193250 |
住基ネット統一文字 | J+6C37 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 4796 |
新大字典4 | 講談社 | 8189 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 5821 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 17087 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 5771 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「氷」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「氷」についての総括
- 氷の画数 :5画
- 氷の部首 : 水
- 氷の読み方:ヒョウ・ギョウ・ひ・こおり・こおる
- 氷の意味 :こおり/こおる/水が冷えて固まったもの
以上で「氷」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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