父とは、ちち／男の親などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、父部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。
| 字体 | 父 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | フ 《外》ブ 《外》ホ |
| 訓読み | ちち | |
| 部首 | 父部 | |
| 画数 | 総画数 | 4画 |
| 部首内画数 | 父部0画 | |
| 国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
| 漢字検定 | 漢検9級 | |
| 日本語能力検定 | JLPT N5 | |
書き方・読み方
書き方
読み方
『父』の字には少なくとも、父・ 父・ 父・ 父の4種の読み方が存在する。
意味
- ちち。男の親。対義語：母「父君・父系・父兄・父子・父母・義父・君父・実父・祖父」
- 父のように敬愛される人。「国父・神父・霊父」
- 年をとった男性。「父老・漁父・田父」
- 親族の男子兄弟。「伯父・叔父」
- 年長の男性に対する敬称。類義語：甫「亜父・尼父(じほ)」
- 対の型のうち凸の側。類義語：雄「父型」
- 父【てて】
-
- ちち(父)。
- 「ちち(父)」の転。
熟語
四字熟語
「父」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
| 哀哀父母 | 漁父之利 | 父子相伝 |
父【てて】
ちち(父)。
「ちち(父)」の転。
。
父子【ふし】
父(チチ)と子(コ)。
『管子』(大匡篇)知子莫若父：子を知るは父に若(シ)くは莫(ナ)し。
。
養父【やぶ】
[Romaji]Yabu
やぶし(養父市)
[古]やぶぐん(養父郡)
[古]やぶちょう(養父町)
。
尼父【じほ】
[中国語]Nifu
[人]孔子(Kongzi)の号。こうし(孔子)
。
秩父【ちちぶ】
[Romaji]Chichibu
ちちぶぐん(秩父郡)
ちちぶし(秩父市)
[交]ちちぶえき(秩父駅)
。
文字コード
「父」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+7236 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-41-67 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 222140 |
| 住基ネット統一文字 | J+7236 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 5609 |
| 新大字典4 | 講談社 | 9472 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6804 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
| 大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年（昭和33年）
学年別漢字配当表（昭和33年）に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年（昭和52年）
学年別漢字配当表（昭和52年）に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年（平成29年）
学年別漢字配当表（平成29年）に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「父」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「父」についての総括
- 父の画数 ：4画
- 父の部首 ： 父
- 父の読み方：ホ・ブ・フ・ちち
- 父の意味 ：ちち／男の親
以上で「父」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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