築とは、きずく/つく/土や石をつき固める/建物を造るなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、竹部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 築 | |
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読み | 音読み | チク |
訓読み | きず(く) 《外》つ(く) |
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部首 | 竹部 木部 |
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画数 | 総画数 | 16画 |
部首内画数 | 竹部10画 木部12画 |
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国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検6級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『築』の字には少なくとも、築・ 築く・ 築くの3種の読み方が存在する。
意味
熟語
版築/板築【はんちく】
[建]土壁や土壇の築造法の一種。
板で枠(ワク)を作ってその中に乾いた土を盛り、丸太(マルタ)や石に棒を付けた蛸胴突(タコドウツ)きで突き固め、さらに土を重ねて盛り、突き固めることを繰り返していく方法。あつみつ(圧密)、たこどうつき(蛸胴突き、蛸胴突)。
築地【つきじ】
[Romaji]Tsukiji/Tsukidi
東京都中央区南部の地名。1935年(昭和10年)日本橋から築地に魚市場が移る。とうきょうとちゅうおうおろしうりしじょう(東京都中央卸売市場)。
築山古墳【つきやまこふん】
[歴]奈良県大和高田市にある馬見古墳群の中の古墳。
宮内庁が管理している磐園(イワソノ)参考地で、第23代顕宗陵とする。
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看板建築【かんばんけんちく】
[建]関東大震災後に防火対策されて建てられた商店の木造建築。
建物の表面は銅板やタイルを貼ったりモルタルで仕上げられている。二階建てで、一階の表が店舗で奥や二階が居住空間となっている。
築地町【つきじまち】
[Romaji]TsukijiMachi/TsukidiMachi
東京都新宿区東部の地名。
新宿区には近くで似た地名に津久戸町(ツクドチョウ)がある。
築地(ツキジ)は東京都中央区南部の地名。
文字コード
「築」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7BC9 |
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JISX0213 | 1-35-59 |
戸籍統一文字番号 2 | 176900 |
住基ネット統一文字 | J+7BC9 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 4512 |
新大字典4 | 講談社 | 11763 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 8607 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 8346 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「築」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 築の画数 :16画
- 築の部首 : 竹,木
- 築の読み方:チク・つく・きずく
- 築の意味 :きずく/つく/土や石をつき固める/建物を造る
ウサタロー