「粉」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

粉とは、こな／こ／細かく砕いたものなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、米部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字、国字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『粉』の字には少なくとも、粉フン・ 粉こな・ 粉この3種の読み方が存在する。

意味

1. こな。こ。細かく砕いたもの。「粉塵(ふんじん)・粉末・花粉・金粉・銀粉・骨粉・受粉・製粉・鉄粉・鱗粉」
2. こなごなに砕く。「粉砕・粉骨砕身」
3. おしろい。表面を飾る。「粉飾・粉黛(ふんたい)・紅粉・脂粉・白粉(おしろい)」
4. デシメートル。10cm。「一粉」

熟語

四字熟語

「粉」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

粉雪【こゆき】

[気]こなゆき(粉雪)
。

椨粉【たぶこ】

タブノキ(椨)の樹皮や葉を粉末にした線香を固める糊料。せんこう(線香)。
。

角粉【つのこ】

[Romaji]tsunoko

シカ(鹿)などの角を焼いて製した磨き粉。
塗漆や蒔絵(マキエ)の面を磨いて光沢を出すのに用いる。
。

葛粉【くずこ】

[Romaji]kuzuko／kuzu-ko

汁粉【しるこ】

[食]アズキ餡(アン)で水でのばして煮(ニ)た甘い食べ物。
中に餅(モチ)または白玉(シラタマ)・クリ(栗)などを入れる。
関東では漉(コ)し餡のものを、関西では粒餡(ツブアン)のものを指すことが多い。

文字コード

「粉」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「粉」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。