考とは、かんがえる/思い巡らす/思い図るなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、老部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 考 | |
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読み | 音読み | コウ |
訓読み | かんが(える) | |
部首 | 老部 | |
画数 | 総画数 | 6画 |
部首内画数 | 老部2画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検9級 | |
日本語能力検定 | JLPT N4 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『考』の字には少なくとも、考・ 考えるの2種の読み方が存在する。
意味
- かんがえる。思い巡らす。思い図る。「考案・考慮・一考・勘考・愚考・思考・熟考・推考・長考」
- 試みる。取り調べる。「考究・考査・考察・考試・考証・考訂・参考・備考・論考」
- 亡くなった父。対義語:妣「皇考・先考・考妣(こうひ)」
熟語
四字熟語
「考」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。
水平思考 | 千思万考 | 沈思黙考 |
覧古考新 |
祖考【そこう】
死んだ祖父。または死んだ祖父と死んだ父。
遠い祖先。
彰考館【しょうこうかん】
[歴]徳川光圀(ミツクニ)が江戸藩邸に設立。
。
考試院【こうしいん】
[中国語]KaoshiYuan
中華民国国民政府(現:台湾)の中央機関。五院の一つ。
官吏の試験・任用・昇叙などを司(ツカサド)る。
プラス思考【ぷらすしこう】
[英語]positivethinking/plustinking
物事を常に好(ヨ)い方向に考えること。
⇔まいなすしこう(マイナス思考)参照まえむき(前向き)、のうてんき(脳天気)
。
水平思考【すいへいしこう】
[英語]lateralthinking
既存の思考法(垂直思考)(verticalthinking)にとらわれず、さまざまの角度から自由に考え、問題解決の手掛りを得る思考法。ぶれーんすとーみんぐ(ブレーンストーミング)。
イギリスの医師デボノ(EdwarddeBono)(1933~)が提唱。
文字コード
「考」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+8003 |
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JISX0213 | 1-25-45 |
戸籍統一文字番号 2 | 322170 |
住基ネット統一文字 | J+8003 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 7744 |
新大字典4 | 講談社 | 12855 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 9392 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 9060 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「考」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 考の画数 :6画
- 考の部首 : 老
- 考の読み方:コウ・かんがえる
- 考の意味 :かんがえる/思い巡らす/思い図る
ウサタロー