「賦」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、六義の一つ/授ける/あたえる/わかつ/わける/割り当てる/みつぎ/租税などの意味をもつ漢字。15画の画数をもち、貝部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「賦」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》みつぎ
《外》わか()
部首 貝部
画数 総画数 15画
部首内画数 貝部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

賦_書き方
賦の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、賦つわかつみつぎの3種の読み方が存在する。

意味

六義の一つ/授ける/あたえる/わかつ/わける/割り当てる/みつぎ/租税

賦の用法:六義

六義【りくぎ】とは、古代中国の詩集「詩経」に記述されたの体裁・表現における六種の類型。

六義の種類
体裁
表現

熟語

四字熟語

「賦」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「賦」が入る四字熟語
運否天賦うんぷてんぷ

割賦【かっぷ】

[経]月賦(ゲップ)などの形で、何回かに割り振って支払うこと。賦払(フバラ)い。
「わりふ」、「わっぷ」とも読む。

月賦【げっぷ】

月々のわりあて。月割り。
[経]月賦販売の略称。

割賦販売【かっぷはんばい】

[経]商品の代金を分割して受け取る販売方法。
商品の所有権は代金完済をもって購入者に譲渡され、それまでは貸与というかたちで販売者側に留保されている。まるい(丸井)。

月賦販売【げっぷはんばい】

[経]何回かに分割して毎月支払う契約で商品などを販売する割賦(カップ)販売。
単に「月賦」とも呼ぶ。かっぷはんばい(割賦販売)。

早春賦【そうしゅんふ】

[楽]吉丸一昌(ヨシマル・カズマサ)作詞、中田章(ナカダ・アキラ)作曲の唱歌。1913年(大正2年)『新作唱歌第三集』に収録。
穂高川に歌碑がある。

文字コード

「賦」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「賦」の文字コード一覧
Unicode 1 U+8CE6
JISX0213 1-41-74
戸籍統一文字番号 2 417370
住基ネット統一文字 J+8CE6

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「賦」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 9682
新大字典4 講談社 16353
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 12298
大漢和辞典6 7 大修館書店 36800
大漢語林8 大修館書店 11048

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「賦」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「賦」についての総括
  1. 賦の画数 :15画
  2. 賦の部首 : 貝
  3. 賦の読み方:フ・わかつ・みつぎ
  4. 賦の意味 :六義の一つ/授ける/あたえる/わかつ/わける/割り当てる/みつぎ/租税
以上で「賦」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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