國とは、くに／一つの政府に属する土地・社会などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、囗部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
| 字体 | 國 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | コク |
| 訓読み | くに | |
| 部首 | 囗部 | |
| 画数 | 総画数 | 11画 |
| 部首内画数 | 囗部8画 | |
| 国語施策 | 人名用漢字 | |
| JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
| 漢字検定 | 漢検1級・漢検準1級 | |
| 字体 | 国 |
|---|---|
| 画数 | 8画 |
| Unicode | U+56FD |
| JISX0213 | 1-25-81 |
| 字体 | 圀 |
|---|---|
| 画数 | 9画 |
| Unicode | U+5700 |
| JISX0213 | 1-51-91 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『國』の字には少なくとも、國・ 國の2種の読み方が存在する。
意味
- くに。一つの政府に属する土地・社会。「國威・國家・國会・國庫・國軍・國政・國交・國際・國葬・國土・國民・國論・國立・愛國・一國・王國・開國・外國・建國・皇國・興國・諸國・小國・祖國・属國・他國・大國・帝國・万國・母國・亡國・列國」
- 日本國。わが國。「國学・國語・國史・國字・國税・國文・國訳」
- 地理上または行政上の行政区画の一つ。「國衙(こくが)・國郡・國司・國守・國府」
- ふるさと。いなか。「郷國・國元・國許」
- 國の中で特に優れている人物。「國士・國手」
- 國民の略称。「國体」
- 國際の略称。「國連」
- 國有の略称。「國財・國鉄」
熟語
邪馬台国／邪馬臺國【やまたいこく】
[Romaji]YamataiKoku
[歴]『魏志倭人伝』に記された２～３世紀の古代日本の地方国家。３世紀に女王卑弥呼(ヒミコ)が支配し、30余の小国を統属。
「やばたいこく(邪馬台国、耶馬台国)」とも呼ぶ。
太平天国／太平天國【たいへいてんごく】
[中国語]TaipingTianguo、[英語]theTaipingRebellion
[歴]中国清朝末(1851～1864)に反清をうたって武装蜂起した集団と樹立した国号。1851年(嘉永4年)1月11日<咸豊元>拝上帝会の首領洪秀全(HongXiuquan)(コウ・シュウゼン)が広西省(GuangxiSheng)桂平県(GuipingXian)金田村(JintianCun)で蜂起、永安を攻略して都に定め建国。1853(嘉永6)<咸豊3>南京(Nanjing)(ナンキン)を占領して天京(Tianjung)と改め遷都。帝国大学／帝國大學【ていこくだいがく】
[歴][教]1886年(明治19年)帝国大学令に基づく旧制の国立総合大学。
略称は「帝大」。1886年(明治19年)東京大学が東京帝国大学となる。
両国／兩國【りょうこく】
両方の国。
「りょうごく」とも読む。
。
両国／兩國【りょうごく】
[Romaji]Ryogoku
かつて大川(隅田川<スミダガワ>)が武蔵(ムサシ)と下総(シモフサ)の両国の境をなしていた。
両国の花火は、1733(享保18)に始まり、前年の飢饉(キキン)の犠牲者の供養のためであった。現在は隅田川花火大会と呼ばれ、両国花火資料館がある。
文字コード
「國」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+570B |
|---|---|
| JISX0213 | 1-52-02 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 054750 |
| 住基ネット統一文字 | J+570B |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | 1473 |
| 新大字典4 | 講談社 | 2490 |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1809 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 4798 |
| 大漢語林8 | 大修館書店 | 1748 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年（昭和21年）11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年（昭和33年）
学年別漢字配当表（昭和33年）に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年（昭和52年）
学年別漢字配当表（昭和52年）に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年（昭和56年）10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年（平成29年）
学年別漢字配当表（平成29年）に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
第2学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「國」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「國」についての総括
- 國の画数 ：11画
- 國の部首 ： 囗
- 國の読み方：コク・くに
- 國の意味 ：くに／一つの政府に属する土地・社会
以上で「國」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字／脱字／間違い／その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。
