特とは、とくに/他と比べて抜きんでる/優れている/とりわけなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、牛部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 特 | |
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読み | 音読み | トク 《外》ドク |
訓読み | 《外》おうし 《外》とりわ(け) 《外》ひと(つ) 《外》ひと(り) |
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部首 | 牛部 | |
画数 | 総画数 | 10画 |
部首内画数 | 牛部6画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N4 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『特』の字には少なくとも、特・ 特・ 特り・ 特つ・ 特け・ 特の6種の読み方が存在する。
意味
- とくに。他と比べて抜きんでる。優れている。とりわけ。「特異・特産・特殊・特色・特別・特有・奇特(きとく)・独特」
- 特別・特殊の略称。類義語:独「特価・特技・特急・特級・特効・特許・特権・特赦・特集・特賞・特注・特典・特等・特派・特売・特約・特例」
熟語
四字熟語
「特」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
特筆大書 |
特賜【です】
[仏]生前に賜る勅諡(チョクシ)。
「とくし」とも読む。
。
特旨【とくし】
特別のおぼしめし・こころざし。
。
特賜【とくし】
特別に賜(タマワ)ること。また、そのもの。
「です(特賜)」とも読む。
特磬【とくけい】
[中国語]teqing
[楽]けい(磬)。
鉢特摩【はどま】
[梵]padma
[仏]八寒地獄の第七番目。はちかんじごく(八寒地獄)、ぐれんじごく(紅蓮地獄)。「大鉢頭摩処」は焦熱地獄(ショウネツジゴク)に付随する小地獄の一つ。
文字コード
「特」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7279 |
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JISX0213 | 1-38-35 |
戸籍統一文字番号 2 | 225190 |
住基ネット統一文字 | J+7279 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 5651 |
新大字典4 | 講談社 | 9543 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 6864 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 20013 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 6715 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「特」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「特」についての総括
- 特の画数 :10画
- 特の部首 : 牛
- 特の読み方:ドク・トク・ひとり・ひとつ・とりわけ・おうし
- 特の意味 :とくに/他と比べて抜きんでる/優れている/とりわけ
以上で「特」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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