「塞」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、サイ/とりで/外敵を防ぐ小城/要害地に設けた砦などの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、土部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「塞」
字体
読み 音読み サイ
ソク
訓読み ふさ(がる)
ふさ()
《外》()
《外》とりで
《外》(ちる)
部首 土部
画数 総画数 13画
部首内画数 土部10画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

塞_書き方
塞の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ソクサイ塞ちるみちる塞ぐふさぐ塞がるふさがるとりで塞くせくの7種の読み方が存在する。

意味

  1. サイ。とりで。外敵をぐ小城。要害地にけた。類義語:「城塞・辺塞・防塞・要塞・塞外」
  2. ソク。ふさぐ。ざす。げる。る。「梗塞(こうそく)・逼塞(ひっそく)・閉塞」
  3. ソク。みちる。たす。「充塞」

熟語

四字熟語

「塞」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

「塞」が入る四字熟語
塞翁之馬さいおうのうま 抜本塞源ばっぽんそくげん

阻塞【そさい】

[中国語]zuse

[自動]塞(フサ)がる・詰まる。
[他動]塞ぐ・詰める。塞ぎ止める。

堰/塞【せき】

水の流れを堰き止める構造物。ぎょどう(魚道)。

閉塞【へいそく】

[英語]occlusion(オクルージョン)

閉(ト)じて塞(フサ)ぐこと・塞がること。
[病]異物が詰まったり、狭窄状態などになって、通過障害をおこす現象。こうそく(梗塞)。

優婆塞【うばそく】

[梵]upasaka(ウパーサカ)

[仏]在家のまま三宝に帰依し、五戒を受けた信者の男子。
出家すると比丘(ビク)と呼ばれる。
女子は「優婆夷(ウバイ)」と呼ぶ。

堰塞湖【えんそくこ】

[地]せきとめこ(堰止め湖、堰止湖)

文字コード

「塞」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「塞」の文字コード一覧
Unicode 1 U+585E
JISX0213 1-26-41
戸籍統一文字番号 2 061130
住基ネット統一文字 J+585E

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「塞」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1628
新大字典4 講談社 2748
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2038
大漢和辞典6 7 大修館書店 5349
大漢語林8 大修館書店 1980

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「塞」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「塞」についての総括
  1. 塞の画数 :13画
  2. 塞の部首 : 土
  3. 塞の読み方:ソク・サイ・みちる・ふさぐ・ふさがる・とりで・せく
  4. 塞の意味 :サイ/とりで/外敵を防ぐ小城/要害地に設けた砦
以上で「塞」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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