伽とは、梵語の音を表す/とぎ/つれづれをなぐさめることなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、人部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 伽 | |
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読み | 音読み | カ ガ キャ |
訓読み | とぎ | |
部首 | 人部 | |
画数 | 総画数 | 7画 |
部首内画数 | 人部5画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準1級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『伽』の字には少なくとも、伽・ 伽・ 伽・ 伽の4種の読み方が存在する。
意味
梵語の音を表す/とぎ/つれづれをなぐさめること
熟語
四字熟語
「伽」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
迦陵頻伽 | 七堂伽藍 | 僧伽藍摩 |
伽陀【かだ】
[梵]gatha、[中国語]qietuo(伽陀)
[仏]げ(偈)「迦陀([中国語]jiatuo)(カダ)」、「伽他([中国語]qieta)」、「偈佗([中国語]jituo)(ゲタ)」とも呼ぶ。。
閼伽【あか】
[梵]argha/arghya
価値・価値あるもの。
(転じて)貴賓または仏前に供えるもの。
(特に)仏前に供える水。
伽羅【きゃら】
[植]沈香。
じんこう(沈香)
[梵]tagara(多伽羅)
沈香属(Aquilaria)の木から製した上質の香木。
じんこう(沈香)
[梵]kalaguru(黒沈香木)
(誉めて言う語)世にまれなもの・極上。
閼伽棚【あかだな】
[仏]仏前に供える水または花などを置く棚。
「水棚(ミズダナ)」とも呼ぶ。あか(閼伽)。
ガヤ/伽耶【がや】
Gaya
(GayaDistrict)がやけん(ガヤ県)
インド東部、ビハール州(BiharState)南部のガヤ県中央部にある県都。
[地][仏](MountGaya)がやさん(伽耶山)
。
文字コード
「伽」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+4F3D |
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JISX0213 | 1-18-32 |
戸籍統一文字番号 2 | 005870 |
住基ネット統一文字 | J+4F3D |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 186 |
新大字典4 | 講談社 | 382 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 262 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 486 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 237 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「伽」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 伽の画数 :7画
- 伽の部首 : 人
- 伽の読み方:キャ・ガ・カ・とぎ
- 伽の意味 :梵語の音を表す/とぎ/つれづれをなぐさめること
ウサタロー