依とは、よりかかる/たよる/頼みにする/よるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、人部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 依 | |
---|---|---|
読み | 音読み | イ 《高》エ |
訓読み | 《外》よ(る) | |
部首 | 人部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 人部6画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『依』の字には少なくとも、依・ 依・ 依るの3種の読み方が存在する。
意味
- よりかかる。たよる。頼みにする。よる。「依頼・依怙(えこ)・帰依(きえ)・憑依(ひょうい)」
- 根拠にする。よりどころにする。「依拠・依願」
- そのまま。もとのまま。昔ながら。「依然」
- 明らかでない。ほのかな。かすかな。はっきりしない。ぼんやりしている。「依依・依稀(イキ)」
熟語
四字熟語
「依」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
輔車相依 |
帰依【きえ】
[仏]きみょう(帰命)
篤(アツ)く帰依する
。
プイ族/布依族【ぷいぞく】
[中国語]Buyizu
中国南部の貴州省(GuizhouSheng)に居住する少数民族。
「プーイー族(布依族)」とも呼ぶ。
。
プーイー族/布依族【ぷーいーぞく】
[中国語]Buyizu
ぷいぞく(プイ族、布依族)
。
クラマイ市/克拉瑪依市【くらまいし】
[中国語]KelamayiShi
中国北西部、新疆ウイグル自治区(XinjiangWeiwu’erZizhiqu)中北部の自治区直轄市(地級市)。
「カラマイ市([英語]KaramayCity)」とも呼ぶ。どくさんしく(独山子区)。
カラマイ市/克拉瑪依市【からまいし】
[英語]KaramayCity
くらまいし(クラマイ市、克拉瑪依市)
。
文字コード
「依」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+4F9D |
---|---|
JISX0213 | 1-16-45 |
戸籍統一文字番号 2 | 007190 |
住基ネット統一文字 | J+4F9D |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 223 |
新大字典4 | 講談社 | 477 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 309 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 607 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 285 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「依」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「依」についての総括
- 依の画数 :8画
- 依の部首 : 人
- 依の読み方:エ・イ・よる
- 依の意味 :よりかかる/たよる/頼みにする/よる
以上で「依」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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