「刷」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、する/こする/刻版に紙をのせて写すなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、刀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「刷」
字体
読み 音読み サツ
《外》セツ
《外》セチ
訓読み ()
《外》()
部首 刀部
画数 総画数 8画
部首内画数 刀部6画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検7級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

刷_書き方
刷の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セツセチサツ刷くはく刷るするの5種の読み方が存在する。

意味

  1. する。こする。刻版にをのせてす。「印刷・縮刷・増刷」
  2. はく。う。ってきれいにする。「刷新」
  3. はけ。。ブラシ。「筆刷・刷子(さっし)」

熟語

ブラシ/刷毛【ぶらし】

[英語]brush

「ブラッシ」、「ブラッシュ」とも呼ぶ。[1]ぶらっしゅあっぷ(ブラッシュアップ)、[2]ぶらっしゅあっぷ(ブラッシュアップ)。
デッキブラシ(deckbrush):でっきぶらし(デッキブラシ)歯ブラシ(toothbrush):はぶらし(歯ブラシ、歯刷子)

印刷局【いんさつきょく】

[英語]PrintingBureau

[歴]財務省の付属機関の一つ。ぞうへいきょく(造幣局)。1871年(明治4.7.年)大蔵省内に紙幣司として創設。

石版印刷【せきばんいんさつ】

[英語]lithography

[印]石板を原版に用いた平版印刷。
磨(ミガ)いた石板の表面に脂肪性のインクなどで文字や図形を描き原版を作成する。
その表面全体を水で湿らせると脂肪性のインクの部分が水を弾(ハジ)き、ここに印刷インクを塗るとその部分にだけ付着する。

雲母刷/雲母刷り【きらずり】

[美]書の用紙などの装飾に、雲母(ウンモ)の粉末で模様を刷り出す技法。
「きらびき(雲母引)」、「きららびき(雲母引)」とも呼ぶ。きららがみ(雲母紙)。

ゲラ刷り/ゲラ刷【げらずり】

[英語]galleyproof/proof/proofsheet

[印]組み上げた活字版をゲラにに収めたまま、校正をするために仮刷りしたもの。
「校正刷り」とも、単に「ゲラ」とも呼ぶ。げら(ゲラ)、こうせい(校正)。

文字コード

「刷」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「刷」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5237
JISX0213 1-26-94
戸籍統一文字番号 2 022950
住基ネット統一文字 J+5237

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「刷」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 702
新大字典4 講談社 1182
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 876
大漢和辞典6 7 大修館書店 1964
大漢語林8 大修館書店 874

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「刷」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「刷」についての総括
  1. 刷の画数 :8画
  2. 刷の部首 : 刀
  3. 刷の読み方:セツ・セチ・サツ・はく・する
  4. 刷の意味 :する/こする/刻版に紙をのせて写す
以上で「刷」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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