「拭」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ぬぐう/ふく/汚れを綺麗(きれい)に取るなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、手部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校卒業/大学/一般レベルの漢字とされる。

漢字「拭」
字体
読み 音読み 《外》シキ
《高》ショク
訓読み ぬぐ()
()
部首 手部
画数 総画数 9画
部首内画数 手部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検2級

書き方・読み方

書き方

拭_書き方
拭の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ショクシキ拭くふく拭うぬぐうの4種の読み方が存在する。

意味

  1. ぬぐう。ふく。れを綺麗(きれい)にる。「拭浄・払拭・清拭(せいしき)」

熟語

清拭【せいしき】

[英語]bedbath

[医]入浴できない寝たきりの病人などの身体を、寝台の上で拭(フ)いて清潔にすること。
「ブランケットバス([英語]blanketbath)」とも呼ぶ。

黒板拭き【こくばんふき】

[英語]eraser

黒板に書いた文字や絵を拭き消す用具。
何度か使用すると付着したチョーク(chalk)(白墨<ハクボク>)の粉がたまって消しづらくなるので、棒などで粉を叩(タタ)き落す。
「イレーザー」、「イレーサー」とも呼ぶ。

つや拭き/艶拭き【つやぶき】

板の間や家具などの艶(光沢)を出すため、布(ヌノ)や艶布巾(ツヤブキン)などで磨(ミガ)き上げること。

手拭い【てぬぐい】

手・顔・体などをぬぐい拭(フ)くための木綿布。
一幅(ヒト・ノ)を三尺(サン・ジャク)(約90センチメートル)くらいに切った普通の手拭いを「三尺手拭い」と呼ぶ。
また、古くは六尺手拭いや、江戸時代には四尺・五尺のものもあった。

御身拭い【おみぬぐい】

[仏][暦] [古][服]ゆかたびら(湯帷子)

文字コード

「拭」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「拭」の文字コード一覧
Unicode 1 U+62ED
JISX0213 1-31-01
戸籍統一文字番号 2 134920
住基ネット統一文字 J+62ED

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「拭」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3334
新大字典4 講談社 5516
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4033
大漢和辞典6 7 大修館書店 11989
大漢語林8 大修館書店 3952

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「拭」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「拭」についての総括
  1. 拭の画数 :9画
  2. 拭の部首 : 手
  3. 拭の読み方:ショク・シキ・ふく・ぬぐう
  4. 拭の意味 :ぬぐう/ふく/汚れを綺麗(きれい)に取る
以上で「拭」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。