「券」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、てがた/わりふ/金銭などの代替に印として交わす札/手形/割符などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、刀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「券」
字体
読み 音読み ケン
訓読み 《外》てがた
《外》わりふ
部首 刀部
画数 総画数 8画
部首内画数 刀部6画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検6級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

券_書き方
券の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ケンわりふてがたの3種の読み方が存在する。

意味

  1. てがた。わりふ。金銭などの代替にとしてわす。手形。割符。「券契・券状・券面・金券・沽券(こけん)・証券・食券・馬券・郵券・旅券・回数券・航空券・商品券・乗車券・定期券」

熟語

銀券【ぎんけん】

[経]兌換紙幣の一種。
銀貨と引き換えることのできる紙幣。だかんしへい(兌換紙幣)。

発券【はっけん】

[経]銀行券・証券などを発行すること。
発券銀行
[交]切符・乗車券・搭乗券などを発売すること。
発券機(切符自動販売機)
整理券・入場券・食券などを発行・発売すること。

金券【きんけん】

[経]特定の地域・範囲内で貨幣のかわりに通用する券。
商品券・郵便切手・収入印紙など。
[経]兌換紙幣の一種。

文具券【ぶんぐけん】

[古][経]ぜんこくきょうつうぶんぐけん(全国共通文具券)

欺騙旅券【ぎへんりょけん】

別人に成りすまして入手した真正旅券。
偽変造旅券(boguspassport)と異なり、入国審査での発見は困難。りょけん(旅券)。

文字コード

「券」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「券」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5238
JISX0213 1-23-84
戸籍統一文字番号 2 023170
住基ネット統一文字 J+5238

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「券」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 697
新大字典4 講談社 1184
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 870
大漢和辞典6 7 大修館書店
大漢語林8 大修館書店 836

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第5学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「券」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「券」についての総括
  1. 券の画数 :8画
  2. 券の部首 : 刀
  3. 券の読み方:ケン・わりふ・てがた
  4. 券の意味 :てがた/わりふ/金銭などの代替に印として交わす札/手形/割符
以上で「券」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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