刻とは、きざむ/彫る/彫りつけるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、刀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 刻 | |
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読み | 音読み | コク |
訓読み | きざ(む) 《外》とき |
|
部首 | 刀部 | |
画数 | 総画数 | 8画 |
部首内画数 | 刀部6画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『刻』の字には少なくとも、刻・ 刻・ 刻むの3種の読み方が存在する。
意味
- きざむ。彫る。彫りつける。「刻印・刻字・印刻・彫刻・篆刻(てんこく)・板刻・鏤刻(るこく)」
- とき。時間。「刻限・時刻」
- むごい。容赦がない。ひどい。厳しい。類義語:克・酷「刻苦・刻薄・苛刻・深刻」
- 一昼夜を十二等分、または二十四等分した時間。各々に十二支が配される。「子(ね)の刻」
熟語
四字熟語
「刻」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。
一刻千金 | 刻露清秀 | 刻苦精進 |
刻苦勉励 | 春宵一刻 | 彫虫篆刻 |
雕文刻鏤 |
漏刻【るこく】
[歴]ろうこく(漏刻、漏剋)
。
刻名【こくめい】
石碑・墓石などに功績者や故人の名前を刻むこと。
。
刻銘【こくめい】
金属・石の製品・作品や銘板(タブレット)・金属板(プレート)などに製作者の名前・製造番号などを刻むこと。きめい(記銘)。
に刻まれた文字。
一刻【いっこく】
ひととき。わずかな時間、きわめて短い時間。いっこくせんきん(一刻千金)。
巳の刻【みのこく】
[古]午前9時ころから午前11時ころ。さんちら(珊底羅)。
。
文字コード
「刻」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+523B |
---|---|
JISX0213 | 1-25-79 |
戸籍統一文字番号 2 | 022980 |
住基ネット統一文字 | J+523B |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 700 |
新大字典4 | 講談社 | 1190 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 873 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 1970 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 873 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「刻」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「刻」についての総括
- 刻の画数 :8画
- 刻の部首 : 刀
- 刻の読み方:コク・とき・きざむ
- 刻の意味 :きざむ/彫る/彫りつける
以上で「刻」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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