「勅」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「敕」については「敕(漢字)」をご覧ください。

とは、みことのり/天子の言葉/天皇の令などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、力部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「勅」
字体
読み 音読み チョク
《外》チキ
訓読み 《外》みことのり
部首 力部
画数 総画数 9画
部首内画数 力部7画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「敕」
字体
画数 11画
Unicode U+6555
JISX0213 1-58-37

書き方・読み方

書き方

勅_書き方
勅の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、チョクチキみことのりの3種の読み方が存在する。

意味

  1. みことのり。天子の言葉。天皇の。「勅語・勅答・勅命・勅諭・勅令・違勅」
  2. 天子、天子にわるへの尊称。「勅許・勅使・勅書・勅撰(ちょくせん)・勅免・手勅」

熟語

勅諡【ちょくし】

勅命(チョクメイ)によって大師・禅師などの諡(オクリナ)を賜わること。また、その諡号(シゴウ)。
勅諡は死後に賜る諡号で、生前に賜る諡号は特賜(デス)と呼ぶ。

勅命【ちょくめい】

天皇の命令。みことのり(詔、勅)。しょうちょく(詔勅)。

勅撰【ちょくせん】

天皇の命令(勅命)を受けて書物を作ること。また、その書物や撰集。
天皇が自ら詩文を作ること。

詔/勅【みことのり】

「詔」は臨時の大事に、「勅」は尋常の小事に用いる。

軍人勅諭【ぐんじんちょくゆ】

[歴]1882年(明治15年)1月4日明治天皇の名で軍人に下した訓誡の勅諭。正式には「陸海軍軍人ニ下(クダ)シ給(タマ)ヘル勅諭」。1880年(明治13年)参謀本部長山県有朋が西周(ニシ・アマネ)が起草させ、福地源一郎が潤飾、井上毅(コワシ)の意見を加え、山県が加筆。

文字コード

「勅」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「勅」の文字コード一覧
Unicode 1 U+52C5
JISX0213 1-36-28
戸籍統一文字番号 2 027310
住基ネット統一文字 J+52C5

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「勅」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 808
新大字典4 講談社 1325
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 994
大漢和辞典6 7 大修館書店 2354
大漢語林8 大修館書店 982

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「勅」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「勅」についての総括
  1. 勅の画数 :9画
  2. 勅の部首 : 力
  3. 勅の読み方:チョク・チキ・みことのり
  4. 勅の意味 :みことのり/天子の言葉/天皇の令
以上で「勅」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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