「叙」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「敍」については「敍(漢字)」をご覧ください。

とは、ついず/ついで/順序次第をつける/官位をさずけるなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、又部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「叙」
字体
読み 音読み ジョ
《外》ショ
訓読み 《外》(べる)
部首 又部
画数 総画数 9画
部首内画数 又部7画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「敍」
字体
画数 11画
Unicode U+654D
JISX0213 1-58-38

書き方・読み方

書き方

叙_書き方
叙の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ジョショ叙べるのべるの3種の読み方が存在する。

意味

  1. ついず。ついで。順序次第をつける。官位をさずける。類義語:「叙勲(じょくん)・叙景・叙事・叙述・叙説・叙論・自叙・昇叙・詳叙・直叙・倒叙・平叙・列叙」
  2. のべる。糸口。端書き。類義語:「叙述・叙跋(じょばつ)・自叙」

熟語

四字熟語

「叙」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「叙」が入る四字熟語
叙位叙勲じょいじょくん

序文/叙文【じょぶん】

[英語]preface

ギルガメッシュ叙事詩【ぎるがめしゅじょじし】

[文]ぎるがめしゅ(ギルガメシュ)

目黒雅叙園【めぐろがじょえん】

東京都目黒区にある結婚式場・ホテル。
雅秀エンタープライズが経営。1928年(昭和3年)創業。

蓄銭叙位令【ちくせんじょいれい】

[歴]711(和銅4)銭貨普及のため発布した法令。
708(和銅元)和同開珎(カイホウ、カイチン)が鋳造されたが、当時は稲や布の物品貨幣が用いられていて流通が思わしくなかったため、蓄えた銭貨を政府に納めさせ、その額に応じて位(クライ)を昇進させることにしたもの。
かえって銭貨の私蔵をまねき、800(延暦19)廃止。

蓄銭叙位法【ちくせんじょいのほう】

[歴]ちくせんじょいれい(蓄銭叙位令)

文字コード

「叙」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「叙」の文字コード一覧
Unicode 1 U+53D9
JISX0213 1-29-86
戸籍統一文字番号 2 036680
住基ネット統一文字 J+53D9

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「叙」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1026
新大字典4 講談社 1702
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1246
大漢和辞典6 7 大修館書店 3163
大漢語林8 大修館書店 1224

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「叙」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「叙」についての総括
  1. 叙の画数 :9画
  2. 叙の部首 : 又
  3. 叙の読み方:ジョ・ショ・のべる
  4. 叙の意味 :ついず/ついで/順序次第をつける/官位をさずける
以上で「叙」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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