唱とは、うたう/詩や歌/唄などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 唱 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ショウ |
訓読み | とな(える) 《外》うた 《外》うた(う) |
|
部首 | 口部 | |
画数 | 総画数 | 11画 |
部首内画数 | 口部8画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検7級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『唱』の字には少なくとも、唱・ 唱える・ 唱う・ 唱の4種の読み方が存在する。
意味
- うたう。詩や歌。唄。「唱歌・愛唱・詠唱・歌唱・合唱・斉唱・絶唱・独唱・輪唱・二重唱・三重唱」
- となえる。先立って読み上げる。文言を声高く言う。類義語:誦「唱道・唱和・暗唱・吟唱・高唱・三唱・首唱・主唱・提唱・低唱・読唱・復唱・朗唱・口唱(くそう)」
熟語
四字熟語
「唱」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。
浅酌低唱 | 低唱微吟 | 夫唱婦随 |
文章絶唱 |
唱門師【ともじ】
しょうもんじ(唱門師、声聞師、唱文師)
。
三聖唱【さんせいしょう】
[羅]Sanctus(聖なる)
[宗]さんくとぅす(サンクトゥス)。
斉唱【せいしょう】
一斉に唱(トナ)えること。
[楽]同一旋律を同時に二人以上で歌うこと。
「ユニゾン(unison)」とも呼ぶ。
復唱【ふくしょう】
繰り返して唱えること。
[軍]言い渡された命令の内容を確認するため、言われた通り言い直すこと。また、その指示命令。
合唱【がっしょう】
[楽]多くの人が声をそろえて同じ旋律を歌うこと。
[楽]多人数が互いにことなった旋律を同時に歌うこと。
[楽]ベートーベン作曲の交響曲第九番ニ短調(Op.125)の通称。
文字コード
「唱」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5531 |
---|---|
JISX0213 | 1-30-07 |
戸籍統一文字番号 2 | 043230 |
住基ネット統一文字 | J+5531 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 1242 |
新大字典4 | 講談社 | 2027 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 1516 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 3765 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 1484 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「唱」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「唱」についての総括
- 唱の画数 :11画
- 唱の部首 : 口
- 唱の読み方:ショウ・となえる・うたう・うた
- 唱の意味 :うたう/詩や歌/唄
以上で「唱」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。