「塁」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「壘」については「壘(漢字)」をご覧ください。

とは、かさねる/かさなる/とりで/土石を積み重ねた小さな城などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、土部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「塁」
字体
読み 音読み ルイ
《外》ライ
《外》リツ
訓読み 《外》かさ(ねる)
《外》とりで
部首 土部
画数 総画数 12画
部首内画数 土部9画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「壘」
字体
画数 18画
Unicode U+58D8
JISX0213 1-52-62

書き方・読み方

書き方

塁_書き方
塁の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ルイリツライとりで塁ねるかさねるの5種の読み方が存在する。

意味

かさねる/かさなる/とりで/土石を積み重ねた小さな城

熟語

四字熟語

「塁」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「塁」が入る四字熟語
深溝高塁しんこうこうるい

堡塁【ほるい】

[軍]ほうるい(堡塁)

塁壁【るいへき】

[軍]きょうしょう(胸墻)

堡塁【ほうるい】

[軍]敵の攻撃を防ぎ、また敵を攻撃するため、土塁・石塁などを巡らせ、石・土砂・コンクリートなどで構築された堅固な構築物。
「ほるい(堡塁)」、「とりで(砦、取出)」、「ようさい(要塞)」とも呼ぶ。とーちか(トーチカ)、かてん(火点)。

烏塁城/烏壘城【うるいじょう】

[中国語]WuleiCheng

[歴]中国の前漢時代、西域都護(Anxiduhufu)の駐在地。
天山山脈南麓・タリム盆地(塔里木盆地)北辺の亀茲(Qiuci)(クチャ)に設置。
BC.60年、西域都護府を設置(都護府の始まり)。

元寇防塁【げんこうぼうるい】

[歴]1274年(文永11年)文永の役の後、鎌倉幕府の命令を受けた九州の御家人によって築かれた石造りの防塁。
博多湾岸、今津から香椎までの約20キロメートルに、高さ約2メートルの石垣が築かれた。
弘安の役では元軍の侵入を阻止。

文字コード

「塁」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「塁」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5841
JISX0213 1-46-61
戸籍統一文字番号 2 060590
住基ネット統一文字 J+5841

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「塁」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1614
新大字典4 講談社 2693
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2013
大漢和辞典6 7 大修館書店 5316’
大漢語林8 大修館書店 1966

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「塁」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「塁」についての総括
  1. 塁の画数 :12画
  2. 塁の部首 : 土
  3. 塁の読み方:ルイ・リツ・ライ・とりで・かさねる
  4. 塁の意味 :かさねる/かさなる/とりで/土石を積み重ねた小さな城
以上で「塁」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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