「接」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、つぐ/繋ぐ/継ぐ/続くなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、手部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「接」
字体
読み 音読み セツ
《外》ショウ
《外》キョウ
《外》ソウ
訓読み 《高》()
《外》()
《外》まじ(わる)
《外》もてな()
部首 手部
画数 総画数 11画
部首内画数 手部8画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検6級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

接_書き方
接の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ソウセツショウキョウ接すもてなす接わるまじわる接ぐはぐ接ぐつぐの8種の読み方が存在する。

意味

  1. つぐ。ぐ。ぐ。く。「接合・接骨・接続・逆接・順接・密接・溶接・連接」
  2. づく。「接岸・接近・接触・接戦・接吻(せっぷん)・間接・近接・直接・密接・隣接」
  3. う。てなす。「接客・接見・接待・接伴・引接・応接・迎接・面接」
  4. ける。る。「接収・接種」
  5. 雌雄がわる。「交接」

熟語

四字熟語

「接」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「接」が入る四字熟語
応接不暇おうせつふか

接地【せっち】

地面に接触すること。飛行機・飛行船・宇宙船などの着地・着陸。
[電]あーす(アース)

接骨【せっこつ】

[医]折れたり(骨折)、ひびの入ったり、関節が外(ハズ)れたり(脱臼)した骨を正しく治療すること「骨接(ホネツ)ぎ」、「整骨」とも呼ぶ。
接骨医:せっこつい(接骨医)

接受【せつじゅ】

受けとること。
接受国:せつじゅこく(接受国)

接写【せっしゃ】

[英語]closeup

[写]レンズを被写体にごく接近させて(拡大して)撮影すること。
「クローズアップ」とも呼ぶ。
接写レンズ、接写リング
離れたところから拡大させて撮影することは「望遠」。

接触【せっしょく】

触(フ)れること。触(サワ)ること。
接触を保つ、接触を絶つ

文字コード

「接」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「接」の文字コード一覧
Unicode 1 U+63A5
JISX0213 1-32-60
戸籍統一文字番号 2 137860
住基ネット統一文字 J+63A5

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「接」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 3409
新大字典4 講談社 5660
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4128
大漢和辞典6 7 大修館書店 12280
大漢語林8 大修館書店 4030

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第5学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第5学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「接」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「接」についての総括
  1. 接の画数 :11画
  2. 接の部首 : 手
  3. 接の読み方:ソウ・セツ・ショウ・キョウ・もてなす・まじわる・はぐ・つぐ
  4. 接の意味 :つぐ/繋ぐ/継ぐ/続く
以上で「接」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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