「洞」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、ほら/ほら穴/うろなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、水部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「洞」
字体
読み 音読み ドウ
《外》トウ
《外》
訓読み ほら
《外》うつろ
《外》うろ
《外》つらぬ()
《外》ふか()
部首 水部
画数 総画数 9画
部首内画数 水部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

洞_書き方
洞の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ドウトウほら洞いふかい洞くつらぬくうろうつろの8種の読み方が存在する。

意味

  1. ほら。ほら。うろ。「洞窟(どうくつ)・洞穴・洞門・空洞・風洞」
  2. つらぬく。までとおす。「洞見・洞察」

熟語

洞毛【どうもう】

[哺]哺乳動物の上唇・下唇の周辺にある感覚毛。
基部(毛根)が毛包血洞と呼ばれる太い静脈洞でおおわれ、接触感覚を感受する感覚細胞の先端に接している。
また、表情筋線維によって運動し得る。

雪洞【ぼんぼり】

紙または絹のおおいをつけた手燭(テショク)・行燈(アンドン)。
柄(エ)の頭部に丸く羽毛をつけた耳かき。

洞床【ほらどこ】

[Romaji]horadoko/hora-doko

[建]茶室の床の間の一形式。
袋床(フクロドコ)のように間口の一方に袖壁(ソデカベ)(小壁)を設け、正面上方の小壁には落掛(オトシガ)け(横木)を用いず、洞のような形に壁土で塗り回したもの。
床の間口より床の奥の方が広く、また薄暗くなっていて、袋床や室床(ムロドコ)に比べ幽玄さが深まっている。

仙洞【せんとう】

仙人の住処(スミカ)。
太上天皇(上皇)の御所。
「仙洞御所」とも呼ぶ。

洞爺湖【とうやこ】

[Romaji]ToyaKo

[地]北海道南西部、胆振支庁(イブリシチョウ)にあるカルデラ湖。
湖面海抜84メートル・最大深度179.2メートル・面積約70平方キロメートル。
中央に火口丘の中島(ナカジマ)があり、湖南に洞爺湖温泉や有珠山(ウスザン)・昭和新山の火山がある。

文字コード

「洞」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「洞」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6D1E
JISX0213 1-38-22
戸籍統一文字番号 2 196340
住基ネット統一文字 J+6D1E

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「洞」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4950
新大字典4 講談社 8378
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5996
大漢和辞典6 7 大修館書店 17386
大漢語林8 大修館書店 5952

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「洞」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「洞」についての総括
  1. 洞の画数 :9画
  2. 洞の部首 : 水
  3. 洞の読み方:ドウ・トウ・ズ・ほら・ふかい・つらぬく・うろ・うつろ
  4. 洞の意味 :ほら/ほら穴/うろ
以上で「洞」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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