「然」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

然とは、しかり／その通り／そのまま／肯定の意を表す語などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、火部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『然』の字には少なくとも、然ネン・ 然ゼン・ 然えるもえる・ 然りしかり・ 然もしかも・ 然ししかしの6種の読み方が存在する。

意味

1. しかり。その通り。そのまま。肯定の意を表す語。「然諾・偶然・自然(しぜん)・全然・当然・必然・本然・未然・天然(てんねん)」
2. 状態を表す助字。「唖然・厳然・隠然・果然・俄然・愕然(がくぜん)・毅然(きぜん)・公然・忽然(こつぜん)・釈然・粛然・騒然・卒然・泰然・断然・超然・徒然・陶然・突然・漠然・憤然・平然・猛然・冷然・歴然」

熟語

四字熟語

「然」の漢字を語中にもつ四字熟語12種を表にまとめる。

自然【じねん】

本来そうであること。
自ずからそうなること。
加工を加えないこと。

嘸／然ぞ【さぞ】

副詞「然(サ)」に強めの係助詞「ぞ」が付いたもの。

(上の文の内容をうけて)そのように。そんなふうに。

歴然【れきぜん】

はっきりと区別されているさま。けじめがありありと見てとれるさま。明白なさま。

徒然【つれづれ】

しんみりと、ひとり物思いにふけること。
もの悲しいさま。
することがなく、もの寂(サビ)しいさま。

潸然【さんぜん】

[形動]さんさん(潸潸)
。

文字コード

「然」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「然」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。