縛とは、しばる/束ねる/縄で括る/結わえ付けるなどの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、糸部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 縛 | |
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読み | 音読み | バク 《外》ハク 《外》ハ |
訓読み | しば(る) 《外》いまし(める) |
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部首 | 糸部 | |
画数 | 総画数 | 16画 |
部首内画数 | 糸部10画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『縛』の字には少なくとも、縛・ 縛・ 縛・ 縛る・ 縛めるの5種の読み方が存在する。
意味
熟語
縛日羅【ばじら】
[仏]ばさら(伐折羅、跋折羅、跛折羅、伐闍羅)
。
金縛り【かなしばり】
(金鎖で縛ったように)全く身動きできないように、しっかりと縛りあげること。
金品を与えるなど金の力で人の自由を束縛すること。
(転じて)魅力・恐怖などで呆然(ボウゼン)として身動きを忘れている状態になること。
縛に就く【ばくにつく】
(人が)縛(シバ)られること。
(転じて、官憲などに)捕(ツカ)まること・逮捕(タイホ)されること。
。
地縛霊【じばくれい】
[英語]residualhaunting
ある土地や建物に着いている、人や動物の霊魂。
多くは犯罪や事故などによって非業(ヒゴウ)の死を遂(ト)げて残留している悪霊。
⇔ふゆうれい(浮遊霊)参照じょれい(除霊)、はいごれい(背後霊)、じしゅ(地主)
。
ジシバリ/地縛り【じしばり】
[植]([学名]Ixerisstolonifera)キク目(Asterales)キク科(Asteraceae)ニガナ属(Ixeris)の多年草。
[植]めひしば(メヒシバ、雌日芝)
。
文字コード
「縛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+7E1B |
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JISX0213 | 1-39-91 |
戸籍統一文字番号 2 | 310700 |
住基ネット統一文字 | J+7E1B |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 7496 |
新大字典4 | 講談社 | 12407 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 9112 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 8800 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「縛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 縛の画数 :16画
- 縛の部首 : 糸
- 縛の読み方:バク・ハク・ハ・しばる・いましめる
- 縛の意味 :しばる/束ねる/縄で括る/結わえ付ける
ウサタロー